日本はなぜ植民地を領有するようになったか

閲覧数2,075
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    日本はなぜ植民地を領有するようになったか
       
    日本がアジアで初めて植民地を領有したのは、1895年日清戦争の翌年のことであった。それには日本が東アジアの近隣諸国においてどのような地位を確保しようとしたかに関わってくる。ひとえになぜ植民地を領有するようになったのか、それを論じることは大変複雑であり、難しい。ここではどのような影響により日本が植民地を持つようになったのか簡単ではあるが一通り見ていくことにしたい。
     まず、1868年明治維新によって江戸幕府が倒され、近代国家として出発しようとしたとき、すでに欧米諸国は資本主義化を押し進め、帝国主義の段階に入っていた。その中で自然と問題となったのが、清国との国交関係の樹立との関連で、朝鮮との国交関係をどう位置づけるかであった。日本は清国と同じように朝鮮を属邦として扱うという方針を立てたが、当然朝鮮政府は拒否し、日本の中で征韓論が巻き起こった。そして日本は朝鮮を清国の属国から自国の属国へすべく日朝修好条規を結び朝鮮を開国させた。朝鮮で甲申事変が起こると、日本と清国はそれぞれ戦争ができるような状態ではなかったために天津条約を結び、いったん事態を...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。