1.デジタル画像を構成する単位はピクセルである。それは、色のついた点であり、デジタル画像は正方形(稀に長方形)のピクセルを規則正しく縦横に並べることで一枚の画像を表現する。1000メガピクセルデジタルカメラでは、メガは100万を表す接頭語なので1000×1000000=1000000000より、1000000000ピクセルとなる。
したがって現在、フルカラーと称される画像では、赤、緑、青の光の3原色それぞれを256段階で表現しているので、1つのピクセルを表現するのにフルカラーでは8×3バイトの情報量である。よって、1000メガピクセルのデジタルカメラの画像情報量は、1000000000×8×3=24000000000バイト、つまり、24000000KBであり、24000MBであり、24GBであるので情報量は24GBとなる。
このように、画像情報量は甚大となるので、実際にはファイル容量を小さくして扱う「圧縮」を行うことが一般的である。前述した画像情報量はビットマップ形式の場合であって、デジタルカメラではJPG形式で保存されることが多い。JPGは画像を明るさと色に分解して統計的手法で圧...