少子化
~産めない現状~
現在、日本は少子化に直面している。未来の労働年齢人口が少ないということは、国内産業が将来的な危機にさらされるということを示している。また現在の日本で行われている年金システムの根幹も揺るがしてしまうことになる。
このような状況が発生した要因として、晩婚化や未婚化、高学歴化に伴う女性の社会進出などが唱えられている1)。しかし、一番の理由は子供を育てるにあたっての大きな経済的負担にあると考える。ある調査結果によると、結婚後の夫婦の理想とする子どもの数は2.48人と決して低くはないが、実際数は1.25人と理想とする数とかけはなれている2)。これは産まないのではなく産めないので...