資料:8件
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言語帝国主義
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言語と国家の発展的な関係の一例として言語帝国主義について考えてみたいと思う。これは特に「言語帝国主義とは何か」の中の、「言語と民族は切り離しえるという、言語帝国主義を支える言語理論」を参照する。
この章を一読して、内容としては「ことばと国家」と比較すると飛躍的に専門的抽象的だが、「ことばと国家」と同じ筆者であり、「ことばと国家」が理解できればこの章を理解するのに格段に役立つと感じられた。まず言語帝国主義の存在を確認した上で、言語帝国主義の正当性を保障するために使われる3つの言語イデオロギーを述べ、言語帝国主義の行き着くところは何なのかを問題提起する構成になっている。
帝国主義は、レーニンによれば、巨大な資本の集積による、世界の経済的独占、政治的な独占状態のことであるという。この状態では帝国主義は社会生活のあらゆる面に浸透していく。この「あらゆる」が強調され、言語帝国主義も成り立つとされる。
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- 550 販売中 2006/06/26
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グローバリゼーションと軍事的帝国主義
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私がこのゼミに登録した理由は、将来的に国際的に働く、具体的にいえば国境なき医師団などの場で働いてみたいと思い、そのために、まず現在の情勢がどのようなものか知ろう、と思ったからであった。また少なくともイラク戦争に対して好意的ではなかったが、ではどうしてそのような戦争が起こっているのか、などは自分だけで考えていてもわからず、そのような理解を期待もしていた。
さて、そのような期待は裏切られることはなかったと思う。現在のアメリカ、中国などの行動を理論的に説明できていたのは自分の考えの及ばない範囲であったし、将来の予測など日頃考えていることに1つの回答を与えてくれた。
また、実際に自分の思っていることを言うのは、考えている以上に難しかった。自分の中ではまとまっていると感じていても、実際ははっきりしていなかったり、理解があいまいなままであったりする。あるいは、同じポケゼミのメンバーから、自分が考えていないことや、自分の考えの欠点を言われるなど、特に同じような年齢だけに、いろいろな考えがあることがわかり興味深かった。自分が考えているのと同じような意見が出た時には、同じことを考える人がいるのはうれしいことであった。また同時に自分の考えを再考し、練り直すきっかけにもなった。その意味で、人に話すことが自分にとって本当にいい勉強になったと思う。
ポケゼミの時間に学んだ内容は、正直まだ整理できていない部分もあるが、これから夏休みで時間もあるので、他の本や、テキストの続きを読んでもう少し考えてみようと思う。
さて、近日ロンドンで何度かテロがあった。イラクがアメリカに占領→テロがなくなって世界平和というような単純な図式であるはずはないし、実際イラクでは、ニュースに上ることはもうあまりないが、まだイラク戦争が終わっているわけではない。
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重商主義・自由主義・帝国主義の概要及び今日的意義について
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1 重商主義について
重商主義とは、16世紀から17世紀頃の西ヨーロッパ諸国で統一的民族国家が成立したときに、国家の建設と国民経済の確立のため等しく行った経済政策体系の総称と考えられている。重商主義政策は、商業資本を中心としていた資本主義を、国富の増進と国民経済の確立によって高度に発展させるために行われたものであり、個人の自由や利益を犠牲にしても、国家の利益のためにはやむを得ないとする徹底した自国本位の政策であり、排他的・軍国主義的な性格を持っていた。
重商主義者の主張や学説は、国や時代によって一様ではなかったが、重商主義思想として共通なものは、貨幣を尊重することや外国貿易、製造工業を重要視すること、さらに人口増加を主張したことなどがあげられる。これらの政策は、国によって重点とおくものが変わっており、多くの学者はそれぞれの特徴を捉え、重商主義に対して異なった定義を説いた。その中でもっとも重点がおかれたものは、国内産業保護及び金銀獲得のための貿易政策であった。そこでは輸出超過は金銀の流入をきたすため利益となり、逆に輸入超過は金銀の流出をきたすため損失であると考えられていたことから、輸入の抑制と輸出の奨励が貿易政策における基本的方針であったといえる。
2 自由主義について
商業資本主義が本格的な資本主義として完成されたのは、産業革命以後になってからであった。この産業革命によって工業技術が発展し、手工的工業から機械的工業へ進化したことで大量の商品生産が行われることになった。機械的工業化は、作業の単純化とともに労働の分業化を促進し、熟練工や重労働の必要性が低下したことで、婦人や少年労働者を増大させた。これらの経済的変革を背景として、自由主義思想が起こり、自由放任主義政策が行われることになった。
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2つの自然観:牧歌的自然観と帝国主義的自然観
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2つの自然観:牧歌的自然観と帝国主義的自然観
1.科学者としてのゲーテ
『ゲーテ全集 全一五巻』(潮出版社版)のうちの第一四巻は「自然科学論」と題されている(一九八○年刊)。そこには「科学方法論」から始まって、「形態学序説」、「植物学」、「動物学」、「地質学」、「気象学」、さらに「色彩論」などゲーテ(一七四九-一八三二年)の代表的な科学上の著作が収められており、本文だけでも二段組みで四六○頁を越えている。ドイツ文学の巨峰ゲーテは文学者であると同時に科学者でもあったのである。この事実は、もちろん多くの人の着目するところであって、ゲーテの自然科学をめぐって、すでに多くの研究がなされてきた(全集第一四巻の巻末には研究文献一覧が付されている)。また、我が国には「ゲーテ自然科学の集い」と称する研究グループがあってゲーテが創始した形態学(Morphologie) に因んで命名された『モルフォロギア』という機関誌を刊行している。
しかし、一般にはゲーテといえば『ファウスト』や『若きヴェルターの悩み』などの作者、すなわち偉大な詩人・文学者としてのみ知られており、ゲーテが自然科学者でもあった、などと言うとおそらく奇異な感じを与えるに違いない。また、ゲーテが自然科学に関心をもっていたことが話題になったとしても、それは文学者にはあるまじき「逸脱」であるとみなされるか、せいぜいのところほほえましいエピソードとみなされる場合が多いのではあるまいか。そういうわけで、以前、東京で行われた「ゲーテ自然科学の集い」の会合にたまたま出席する機会をもった筆者は、このような会の存在それ自体やそこでの真剣で活発な討論に驚いたものであった。
さて、ゲーテの自然科学がなぜ「逸脱」だとみなされるかと言えば、ゲーテがその『色彩論』において、『自然哲学の数学的原理』(一六八七年)によって近代科学の礎石を築いたあのニュートン(一六四二-一七二七年)の光学理論を攻撃対象にしているからである。近代科学のチャンピオンたるニュートンに楯突くとは何と無謀なことか、ゲーテは本来の文学に専念しておけばよかったのに、と言うわけである。しかし、ゲーテがニュートンを攻撃したのは、あるいはゲーテが科学研究に励んだのは、偉大な文学者の気まぐれに発するドンキホーテ的な行為だったのだろうか? もちろんそうではなかった。「事実ゲーテは、その執筆にほぼ二○年を費やした『色彩論』全三巻を、『ファウスト』を含む自分のあらゆる著作よりも重視していた」からである(高橋義人『形態と象徴--ゲーテと「緑の自然科学」』、岩波書店、一九八八年、四頁)。それでは、なぜゲーテは科学研究にかくも熱心に取り組み、ニュートンあるいはニュートンに象徴される近代科学の方法とその成果に攻撃を加えたのだろうか?
2.近代科学と機械論:帝国主義的自然観
ゲーテの生きた時代、十八世紀中葉から十九世紀初頭は、通常、啓蒙主義の時代と呼ばれているが、より正確に言うならば、自然に関する知識も含めてあらゆる知識から神学的身分を剥奪し、知識を世俗化した「聖俗革命」を通じて、十七世紀に登場した「機械論」が強力で普遍的な原理となった時代だと言うことができよう(村上陽一郎『近代科学と聖俗革命』、新曜社、一九七六年)。ここで言う「機械論」とは、デカルト哲学に代表される自然観であり、自然現象を運動する物質の現れとして捉え、結局のところ自然を精密な機械仕掛けとみる考え方であった。たとえば、時計のように、いかに複雑な機械であっても、その裏側・内部を点検してみれば個々の部品・要
- 全体公開 2007/12/24
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アメリカの抗議運動史と「国民」の境界ー黒人解放と反帝国主義からの考察
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アメリカの抗議運動と「国民」の境界
序
アメリカ合衆国はその建国以来、多様な「人種」や「民族」を内包または排除することにより、その歴史を進めてきた。「アメリカ国民」は「人種」や「民族」に関わりなく、「自由・民主主義」という建国理念の下に集まった共同体とみなすことができ、それに挑戦する勢力を打倒し「他者化」をはかることで、国民統合の紐帯を確認し、逐次共同体の構造化を更新してきたといえる。言い換えれば、多様性・多元性をその基盤に取り込むことによって、国民統合をより強く、開いたものしてきているということであり、それは決して過去の現象でもない。逆にいえば、アメリカは一方では「普遍的価値」を標榜しながら、「他者」を作り続けるという二面性を持っているといえる。そのような意味から、ここではアメリカ「国民」は「創られたもの」とする視点をとりたいと思う。
18世紀後半に、イギリス帝国からの「独立」により成立したアメリカでは、それ以降現在に至るまで、上記のようなカテゴリーにおさまらない人々、すなわちアメリカ「国民」として認められない人々が多様な政治的、または社会的権利を要求して抗議運動を展開してきた。
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アメリカ
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公民権
帝国
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創られるアメリカ国民と「他者」
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