連関資料 :: 言語論

資料:15件

  • 言語『日本の言語文化』
  • 日本の言語文化 帝国日本内の明らかな多言語性が、言語政策という立場からどのように認識されていたのか。そこでは、多言語性の存在を認めてはいるものの、あくまでそれは「日本語」が優位にある過渡的な事態であって、多言語性を制度的にはもちろん、個人のレベルにあっても異常な事態として捉え、ゆくゆくは「日本語」専一の状態を現出させるのが言語政策の到達目標とされていた。帝国日本の内地、植民地、占領地ではそれぞれ「日本語」の位置づけが異なっていたので、多言語性の解釈の仕
  • 社会言語論 社会文化論 日本語学
  • 550 販売中 2008/03/21
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  • 言語コミュニケーション
  • レポートを作成するのに当たり、言語コミュニケーション論とは何かということをもう一度考え直してみた。教科書のはじめにを読み、私なりに理解した言語コミュニケーション論とは、実用的なコミュニケーション能力の獲得を最大の目的とする学問である。教科書で紹介されているように、言語学は長年コミュニケーションを無視してきたようである。文法の理論的な分析には力を入れてきたが、話し言葉への感情の込め方などは研究の対象とされてこなかったということだろう。そのため、言語学は実際の会話を理論付けて解釈するには未熟すぎるものとなってしまっている。教科書で紹介されて いたが、ミンスキーは「現在、すべての学問分野が結集して総力を上げても、日常の「意味」という現象を十分に説明できないだろう。」といっている。つまり、今の段階で言語学の力は実用的ではないのだ。    たとえばある単語に焦点を絞り、その単語のさまざまな場合の意味やイメージの違いをアンケート調査する。このように分析することで、混沌の中に埋もれている理論を見つけ出すという方法が学問では一般的である。ただ、コミュニケーション能力の獲得を目指すのならば何も従来の言語学者のように理論的なアプローチに執着しなくてもいいのではないだろうか。それよりもむしろ接客業でもして、社会の荒波の中で経験的にコミュニケーションを学んだほうが良い気がしてならない。またミンスキーの言葉を引用するが、「異常な現象は容易に説明できるが、ごく当たり前の現象を分析することは難しい」。この言葉からも、コミュニケーションに対して前者の学問的なアプローチと後者の経験的なアプローチのどちらが有効的なのかを考え直したくなる。
  • レポート 語学 言語 コミュニケーション 広告 写真や絵 言葉の選び方
  • 550 販売中 2005/07/25
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  • 言語社会学
  • このレポートを書くのに読んだ本は「ことばと国家」「言語帝国主義とは何か」である。 「ことばと国家」での言語学はソシュールのそれとは少し違っていて、題名が示すように社会学的な影響があり、国家との関係が重要であるものとして主に論じられている。筆者の主張は明快で分かりやすく、また範囲が限定されていなく体系的であったので、言語学の知識がほとんどない私でも理解でき、新しい知識や視点が得られたように思う。  まず筆者は「ひとつのことば」を定義しようとする。この問題は私たち日本人が日本で暮らしている分には思いつきにくいものである。日本には昔から日本人だけがいてその人たちが話すことばは日本語しかないというのは多くの日本人が考えることだろう。というよりも他のことばを定義しようとすることはそうでなくても難しい。日本においてさえもその難しさは実は敢然と存在していて、ひとつの例として挙げられるのは琉球語か琉球方言かである。本著の中でも言われることであるがきちんと話された琉球言語は普通の日本人には理解するのが難しいということである。わたしも異文化交流論という講義で琉球語をかじったことがあるが、所詮日本語の一部であると考えていたら、その標準日本語との間に存在する語彙、発音、文字の読み方の違いに驚かされて、これは間違った授業を選択してしまったと後悔させられた。
  • レポート 言語 社会学 ソシュール
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  • 第二言語習得レポート
  • 第二言語習得論レポート コソアの習得 このテーマを選んだ理由  このテーマを選んだ理由は、「このテーマは韓国語を勉強している人にとってわかりやすい」と先生がおっしゃったからである。また、私は韓国語を勉強するのが苦手だが、韓国語の「これ」「それ」「あれ」の簡単な覚え方を友人から聞いたことがあり、韓国語で言えるようになった。だから、このテーマを選んでも大丈夫な気がしたからである。 基礎事項のまとめ  現場指示用法:目の前にあるものを直接指して言うこと  非現場指示用法:目の前にあるものを直接指して言わないこと  文脈指示用法: 非現場指示用法の中で、話の文脈に指示対象が示されており、それを指すこと  観念指示用法:文脈には指示対象が明示されておらず、話し手の頭(考え)の中にある対象を指すこと  横断的研究:1言語の母語話者のみを対象にしたテスト調査を中心とする研究。  縦断的研究:時間の経過と共に変化する特定の学習者の習得状況を長期に渡って調査する研究。  二項学習者:中国語や英語のような二項対立指示体系の母語の学習者  三項学習者:日本語や韓国語のような三項対立指示体系の母語の学習者  抽象名詞:「こと・気持ち・感じ」といった抽象的な名詞  具体名詞:「人・先生・学校」といった日常生活にかかわる具体的な名詞  定式表現:”I don’t know”、”How do you do?”や”That’s a~”などの定まった表現のこと。 研究1  習得がより困難な文脈指示用法に限定し、次に掲げた3点を目的として、学習期間が長くなるに従って、日本語学習者の指示詞の習得状況がどのように変化するのかを縦断的研究によって調べられている。(a,学習者の正用の順序を探る。b,学習者の誤用消滅の順序を探るc,中間言語の形成過程を考察する)三年間の研究期間を経て、次のようなことが結果として表れた。 a,母語の違いにかかわらず、正用の出現には共通の順序が見られた。コ系文脈指示用法≧ソ系文脈指示用法>ア系文脈指示用法>観念CS用法。 b,母語の違いにかかわらず、最も頻度の高い誤用パターンはソ系を使用すべき場合にア系を使用する「ソ→ア」の誤用であり、習得が進んでもあまり減少しなかった。 c、母語の違いが影響しているのはコ系文脈エラーの消滅順序であり、韓国語話者では最も早く消滅し、中国語話者では調査期間の最後まで消滅しなかった。  この研究によってソ系とア系の使い分けの誤用が必ずしも母語の影響とは言えないこと、母語の指示詞体系の違いの影響は、コ系文脈エラーの消滅順序に見られること、などが明らかになった。また、この研究で示した学習者間の共通の正用の出現傾向は、学習初期には限られた用法(コ系・ソ系文脈指示用法)から誤用を生みながら、次第にそれぞれの用法へと細分化されるようになることをも示している。 研究2  この研究では、3つの仮説が立てられて研究が進められた。(a,学習レベルが進むにつれて、非現場指示用法のコ・ソ・アの習得は進む。b,母語の指示体系は、コ・ソ・アの習得に影響する。c,学習困難点は、ソとアの使い分けである。)その結果、以下のことがわかった。 a,学習レベルが進むにつれて、非現場指示用法コ・ソ・アの使用数は増加し、コ系やソ系は中級から上級の段階で習得が進んでいる。初級レベル学習者は、多くの初級日本語教科書で非現場指示用法の導入については一部を除いて殆んど扱われてないことから、初級では習得が進んでいない。中級レベル学習者は、学習者が自らの経験に基づいて何らかの仮説を立て
  • 第二言語 中国 韓国 コソア 習得
  • 550 販売中 2008/01/21
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  • 家族支援における言語行為の有効性について
  • 家族支援における言語行為論の有効性について ◆家族支援における言語行為論の有効性について 言語行為論では、言語行為はその言語内容を伝達するだけではなく、特有の意味づけをも伝達し、常に相手関係性を作ろうとする力動性を持つと考える。それは一種の権力行使であり、関係性を構成する局面となる。例えば「お腹がいたい」というメッセージは①「お腹がいたい」という状況記述②「だから労われ」という関係性の強要というように、少なくとも二つ以上の意味づけ可能な要素がある。よって、「お腹がいたい」というメッセージの意味を決めるのはメッセージを受け取る相手であり、彼は関係性などの文脈を下敷きにして意味を構成していく。 言語行為はその内容に科学的根拠を持ち、全て普遍的な真実を持つというのが初期の言語観であった。だが、次第に文脈を意識して用いられるようになり、言語内容だけでなく非言語の重要性が言われるようになった。しかしこの時点ではオースティンの5つのカテゴリーなど、文脈間で正誤があると考えられ、対立構造があるのは場面にふさわしい文脈が用いられていないからだ、と見なす考えであった。そして次代の言語行為論では上述したよ
  • 言語行為 家族支援 文脈 短期療法 コミュニケーション
  • 550 販売中 2008/07/29
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