福祉政策
私の身近にある福祉問題を考えた時、まず思い浮かんだのが高齢者の福祉であった。人は誰でも歳を取っていく。歳を取っていくことはどう頑張っても止めることは出来なくて、皆平等なスピードで老いていく。
私が高校生2年生の頃までは、父方母方、両方の祖父祖母が元気であった。母方の方には曾祖母もいた。しかし、父方の祖父、母方の曾祖母、祖父の順にここ数年でお別れをした。皆、長生きをしてくれて、悲しいことではあるが、仕方がない順序であるとも思った。
人が老いていくと、生活に様々な支障が出てくるのを特に身をもって感じたのが、母方の曾祖母と祖父のことであった。二人とも歳を重ねていたが、自分で歩き、お風呂にも入ったり、生活をするにあたっての最低限のことは出来ていた。しかし、二人とも、ふとしたことでこけてしまい、足を骨折してしまった。よって、二人ともベットの上での生活を余儀なくされた。骨折をしたのは同時期ではなくて、もともと曾祖母、祖父、祖母の3人で暮らしていたので、曾祖母の介護は祖父と祖母、祖父の介護は祖母一人となってしまった。幸い私の家と近いので母が手伝いに行ったりもした。介護といってそう簡単なもの...