近代哲学史とシュルレアリスム
目次
序
デカルトの命題と近代
個人主義的世界観とルネサンス
破壊と創造 ―ダダからシュルレアリスムへ―
結
序
芸術史を考える上で、その背景となる時代の社会状況や哲学思想との密な関係を把握し、体系的に理解することは重要である。特にダダイズム・シュルレアリスムのような、単なる芸術の一形態として考えるだけでは足りぬ幅広い思想運動においては、その重要性は一層高まるのではないだろうか。
このレポートでは、西洋芸術史が中世以前の芸術からルネサンスを経、ダダ・シュルレアリスムへと変遷していったその流れを、当時の社会状況などを参考にしながら、思想的な面も含めて考察していく・・・
近代哲学史とシュルレアリスム
目次
序
デカルトの命題と近代
個人主義的世界観とルネサンス
破壊と創造 ―ダダからシュルレアリスムへ―
結
序
芸術史を考える上で、その背景となる時代の社会状況や哲学思想との密な関係を把握し、体系的に理解することは重要である。特にダダイズム・シュルレアリスムのような、単なる芸術の一形態として考えるだけでは足りぬ幅広い思想運動においては、その重要性は一層高まるのではないだろうか。
このレポートでは、西洋芸術史が中世以前の芸術からルネサンスを経、ダダ・シュルレアリスムへと変遷していったその流れを、当時の社会状況などを参考にしながら、思想的な面も含めて考察していく。己の不明のいたすところ、ダダ・シュルレアリスム芸術に対して全く理解の及ばなかった私であるが、レポートを書き終える頃には少しでもその思想の意味するものに近づければと願う。
デカルトの命題と近代
「我思う、故に我有り」
近代哲学の父デカルトは、1637年、自著『方法序説』においてこの哲学史上最も有名な命題を高らかに謳いあげた。
当時、教会中心的な体制は崩壊しつつあり、中世ヨーロッパにおいて形成されたキリ...