会社の採用基準はどこにあるのかという問題
日本企業の多くが導入している職能資格に関する制度というものは、過去の年功主義からの脱却を目指している現れだと考えられています。これは、働く人間が仕事を生み出す、という事を重視した制度として、現在浸透しつつあります。
しかし、近況のような社員の高学歴化を踏まえると、能力と職務に関しての評価基準の抽象化が起こっているのではないか、という課題が顕在化してきています。この事を懸念した企業は、過去の労働制度の見直しが迫られています。
こうした中で、新しい能力評価基準としてコンピテンシーに注目が集まってきています。このコンピテンシーとは、各職務を担当する高業績者...