聖徳大学 精神保健 第2課題第1設題

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    第2課題第1設題
     近年、発達障害と特別支援教育はテレビや新聞などのメディアで取り扱われることが多くなり、世間一般からの理解が進んできた。発達障害の中でも軽度の発達障害を持つ子どもたちは以前問題児として扱われ、成長過程において適切な支援を受けることができず、様々な困難を経験する中でいじめや不登校、就業困難など二次的な障害に至るケースが多くあった。このレポートではこのような発達障害の現状と課題を考える。
     平成17年に施行された発達障害者支援法では発達障害を「自閉症、アスペルガー症候群そのほかの後半生発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と規定している。このような障害は早期の教育的支援によって生活面・学習面で大きく改善できることが分かっている。
     平成14年に行われた「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する全国実態調査」で①学習面における「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」②行動面における「不注意」「多動性―衝動性」③行動面における「対人関係やこだわり等」に関して...

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