聖徳大学 児童学の福祉学的基礎Ⅰ 第1課題第1設題

閲覧数1,599
ダウンロード数14
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第1課題 第1設題
     近年日本の社会は急速に変化を遂げてきた。今日の家庭をとりまく社会的状況を知る重要なキーワードは「少子高齢」である。内閣府発行の「平成19年版少子化社会白書」によると2007年は児童のいる世帯は全世帯の27.3%で、社会の中で子どものいる家庭というものがそもそも少なくなってきていることが分かる。
     また家庭機能に変化をもたらした社会状況として挙げられるのが都市化である。これに伴い地域における人間関係が希薄になり、住宅が郊外へと広がるにつれて職住の分離が起こって生活圏が拡大した。家庭・家族もこの影響を受けて個人単位で活動することが増加し、家族の個人化を招いた。特に都市部で仕事を持つ父親は長時間の就業に加えて通勤にも多くの時間とエネルギーをとられ、家庭での存在が薄れるという現象も起きている。
     女性の就労形態も家庭機能に影響を与えている。現代の女性のライフコースは結婚年齢の上昇に伴って30歳程度まで就労し、出産育児期の30歳代は就労が中断され子どもが乳幼児期を過ぎる頃再び就労するというM字型の就労形態である。これには性別役割分業意識や就労と育児の両立を阻む社会構造が強く...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。