聖徳大学 教育方法学 第2課題第1設題

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    第2課題 第1設題
     教職の専門性について考える際、そもそも専門職とは何かということを明確にする必要がある。テキスト「教育方法学」では専門職を「技術的熟達者」と捉えるか、「反省的実践者」と捉えるかについて記述がある。教師を「技術的熟達者」として捉える場合、そこで問われている専門性は教科内容の専門的知識や教育学などの科学的原理、技術にあるとされる。一方教師を「反省的実践者」として捉える場合、教師は教育の問題状況に主体的に関与して、子ども達との関係の中で問題解決を探ることに専門性を見出すことになる。
     「教育方法学」では専門職の条件を①公共性②専門性③大学院での養成システム④自律を制度的に保障すること⑤専門家協会の存在⑥倫理要領の保持、の6点を挙げている。
     以上の6条件のうち、②の専門性については基礎資格としての教員免許があてはまる。1966年にユネスコが発表した「教員の地位に関する勧告」の第5項「教職への準備」で教員養成機関への入学の際に資質から専門性を育成するためのコースまで言及されている。しかし、同勧告でも教員免許にあたる部分はあくまでも「教職への準備」であり、さらに続く第6項にて...

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