傾聴は、社会福祉援助を実践する過程において、重要なコミュニケーション技法の一つである。相談者との関係づくり、また問題の概要と性格及び内容を的確に把握し、援助を必要とする人に対して最もふさわしい援助を検討するうえで欠かせない基本的技術である。
面接でのコミュニケーションにおいては、何よりも相談者の側に、共感的相互理解を追及しようとする基本姿勢が重要であり、相談者の主訴を共感的に傾聴し、利用者や家族が伝えたいと願っていることをまず「聴く」ことが、コミュニケーションの第一歩となる。私達の日常生活において、相手の話をよく聴くことは、相手をよく理解するためにも、そして仲良くなるポイントの一つであるよ...