社会福祉援助の基本は、どんな人がその援助を受けるのか、その人をまずよく知ること。身体の状態、精神の状態、性格、家族状況、就労状況、余暇歴など、様々な視点でその人となりを分析しますが、この手順、作業を「アセスメント」と呼んでいます。その上で、その人に今必要なのはどんな援助なのか、処方箋を考えるのですが、その際に大事なのは、その人の想いに沿うということです。これは個別援助のみならず、集団援助でも同じです。行うプログラムが先にあるのではありません。処方箋は一方的に処すのではなく、その人がどうありたいか、共に歩むものでなくてはなりません。特にアセスメント行う作業の中で、その人のネガティブな要素ではな...