少子高齢化
少子高齢化とは、出生数が減少して人口全体に占める子供の割合が減り、高齢者の割合が高まることをいう。厳密には、年少人口(0~14歳)が高齢人口(65歳以上)よりも少ない社会を少子高齢化社会という。また、人口全体に占める高齢人口の割合を高齢化率といい、これが7%以上で高齢化社会、 14%以上で高齢社会という。
現在、先進国を中心に少子高齢化が進んでいる。世界の高齢化率は1950年の5.2%から2005年には7.4%に上昇し、さらに2050年には16.1%にまで上昇するものと見込まれている。少子高齢化はいまや世界全体の問題だといえる。
日本で少子高齢化が問題となったのは20世紀後半からである。1950~1975年の出生率低下によって少子化が進み、また医療の発達により平均寿命が延びたことで、1997年に少子高齢化社会となった。 総務省 の調査(2006年)によると、高齢化列が世界最高の21.0%、年少人口割合が世界最低の13.6%となり、数値上では日本は 少子高齢化 が世界で最も進んでいるといえる。
また、少子化の傾向の指標のひとつに合計特殊出生率があるが、これは一人の女性が一生に...