理科教育における、事故防止について、次の問いに答えよ
(1)万一、事故が起こった場合どのような「損失」が考えられるか。
(2)事故を未然に防ぐための対策を解説せよ。
怪我・・・肉体的な損失は当然であるが、怪我をした方もさせられた方も精神的な苦痛がいつまでも残る。子どもたちも教師も実験や制作活動に消極的になり、避けて通るようになるであろう。恐怖感から理科嫌いをうむことにもなりかねない。
安全管理と安全指導の両面からの対策を考えなければならない。
安全管理とは事故が起こらないように実験器具や薬品などの保管に注意したり、子どもたちが事故を起こさないように管理することである。
安全指導とは、何が安全で何が危険なのかを自分で判断でき、自分自身の身を自分で守ることができるように指導することである。
安全管理と安全指導はどちらがより重要というものではなく、車の車輪のようなものである。
実験・観察器具や薬品類の特徴を十分理解し、取り扱いに注意すること。また、教師が必ず呼び実験を行い、どんな危険を伴うのか、どんなことに注意しなければいけないのかを念頭に授業に臨めるようにしなければならない。
また、校外に...