理科教育法Ⅱ

閲覧数942
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    『科学者が自然を探究する方法(科学の方法)を解説したあと、それを理科授業に取り入れた場合の授業展開例を示せ。』
    科学者が自然を探求する活動は、次のような手順を踏んでいる。まず、観察事実に基づく問題の把握をし、次にその問題解決のための推論と検討を行なう。ここでいくつかの仮説を立て、その仮説を実験及び観察を行なうことによって検証する。そして、その検証の結果に基づき仮説を一般化させる。このような過程を経て、科学者は自然を探求するのである。ここで科学者の活動について、次の二つの特徴があることが分かる。第一は、観察されたことについて科学者が関心を持ち、問題意識を持っていることである。第二は、科学者は何らかの問題にさし向かったとき、こうなっているからこうではないかという推論をすることである。それが整理されると、問題の答えが「仮説」という一つの見解になる。そしてひとたびそれが検証されれば、事実を超えた「理論」として位置づけられ、個々の観察事実にある個別性を飛び越えて、より一般的で抽象的なレベルの概念に到達することができる。
    以上のように科学者が自然を探求する活動は、二つのレベルで行なわれる。事実に基...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。