レーアンテナの各素子の強度( )が 倍ずつ減少しているとき、このアレーアンテナの指向性はどのような式で表されるか計算する。
アレーアンテナにおいて、エレメントファクタはアレーファクタに比べてきわめて広いビーム幅を持っているので、エレメントファクタによる変化を無視し、アレーファクタのみで指向特性が与えられると考えることができる。
(2.2)式に を代入すると、
上式の絶対値の二乗( )をとり、強度分布を算出すると、
よって、両辺のルートをとると、アレーファクタ は、
となり、各素子の強度( )が 倍ずつ減少しているとき、このアレーアンテナの指向性を示す式が導出された。