都市公共施設特論
――中村先生
中村先生が講義で話した内容について、なぜ道路が必要なのか?という話が印象が深刻に残っている。道路がなかったら、家が建てられない、道路の下はガスや水など通している。道路は町内の人の交流の場所である。
一般に「道路」とは、一般公衆の通行の用に供せられる道をいいますが、道路法の適用を受ける「道路法上の道路」とは、一般交通の用に供せられる道で、その種類が法定されており、トンネル、橋、渡船施設等と一体となってその効用を全うする施設又は工作物及び道路の附属物で当該道路に附属して設けられているものを含んだものをいいます。
道路法上の道路は、道路法の規定に基づき、路線の指定又は認定が行われ、同法により新設、改築、維持、修繕、災害復旧その他の管理が行われます。高速自動車国道、一般国道、都道府県道及び市町村道の四種類に区別されます。
道路には、公道や私道と呼ばれているものがあります。一般に、公道とは所有者(管理者)が国、都あるいは区などの道をいい、私道とは所有者が個人などの道をいいます。
一方、建築基準法でいう「道路」には、公道や私道という分類に関係なく、次のものをいいます。
以下の場合に該当しないと、見た目はきちんと舗装してある道でも、建物を建てる際に必要な建築基準法上の道路にはなりません。
中村先生の「ヨーロッパのLRT視察報告」を見て後、少し感想を発表したいと思います。
近年、LRTという交通機関が着目されています。LRTは路面電車の発展した交通機関であるが、人間中心の街づくりに効果的であり、うまく運用することで交通渋滞を抑制し、街の活性化につながる効果もあり、自動車に代わる交通機関として、改めて見直されています。また、ヨーロッパでは、これまで導入していなかったLRTを新規に導入することで、自動車を利用しなくても生活できる街をつくり、人の動きまで活性化させる効果が得られています。
今後、日本においても、「街」における動脈としてLRT導入の検討が欠かせないと考えられます。
LRTは、超低床型の路面電車とも言われているが、ヨーロッパを中心として都市内交通として復活しています。この「新たな交通機関」が普及している理由として、従来の路面電車に加えて、
(1)利用しやすい 。「低床」であり、乗り場が歩道に接していることや、運賃支払いに手間取らないなどがあげられます。
(2)運行速度が速い。他の交通手段より優先されて運行されています。
(3)街の活性化につながる。従来の駅による活性化は、駅という点を中心とした活性化であったが、LRTによる活性化は沿線に沿った線から面による活性化を促す効果があるといった特徴があげられます。
また、LRTがあれば自動車の利用をせずにすみ、ドライバーにとって、交通事故の加害者になる危険が減る効果もある点も大きなメリットであるといえます。
これまでは、都市内交通として地下鉄や新交通の建設が行われていたが、莫大な建設費(100億円/km程度)がかかるため、建設できる路線は限られていた。また、地下鉄や新交通は地上から離れており、乗り場にたどり着くまで時間を所要するなど、利用しやすい交通機関とは言いがたい現状であった。LRTでは、これらの課題の解決が可能となります。
また、LRTは、街中で歩行者が乗降するため、歩行者と店との接点が多くなり、市内活性化にも一役買っています。もちろん、年配やお年よりの方の移動手段としても有効であり、これまで外出を控えていたお年寄りが、積極的な外出を可能とする効果もあます。
LRTは、コストが抑制できるとは言え、運用が必要なため、安易な導入はその後のコスト増を産み出す危険があります。
LRTの建設には、(1)そもそも路面電車が走っていた街(2)観光地(3)交通渋滞により、公共交通機関の運行に支障が生じている地方都市(4)交通の空白地帯となった巨大ニュータウン。
公共交通(LRT)優先の交通政策と自動車交通の抑制の具体策について市民の理解と合意を得ることが必要です。
中村先生が講義で、モビリティ・マネジメントというレポートのプリントをもらいまして、その内容も聞きましたが、モビリティは移動という意味ですが、その内容について、最も知りたいです。
内容的には、マイカーではなくて、もっと公共交通を利用する目的ですが、大都市と言えば、東京や大阪などの所では可能ですが、北海道など交通不便の所はどうしますか?
中村先生の講義では、非常に楽しかったですが、いつもプリントをもらって、授業を聞きますが、もっとパソコンを使って、写真などの実例を使って、わかりやすくなると思います。京都の話も多いですが、京都だけで、日本を代表するではありませんので、もっと日本の全面を聞きたいです。
2007/07/18 06mp03 何 楠楠
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