「我が国における少年非行の特徴とその対策について述べよ。」
少年非行は、いつの時代も存在し社会問題視されている。非行は病気ではなく、心に問題を抱えていて、それを素直に表せない心の病であり、3種類の方向に表れる。まずは身体的なもので、心身症や発熱など身体不調となって表れ、次は心で神経症的な症状が表れる。最後が行動であり、不登校や引籠り、家庭内暴力やイジメなど様々な問題行動として表れ、そのなかで法に触れるような反社会的行為が非行である。非行とは、家族や友人など周囲の人々から愛情を受けられず、屈折した愛情を受けてしまうなどし、愛情に飢えた子どもが発する心のSOSとも言える。本当は愛してほしい、甘えたいのに、それをうまく表現出来ず、非行という行動を起こしてしまっているのだ。周囲は、非行の行動化をいけない事してみるのではなく体調不良を表すサインを心の何かを表しているかもしれないと慎重に判断し対処しなければならない。
家庭環境には母からの愛情を受けず成長し、愛される実感や自己愛が分らず、他者への思いやりがなく自己統制力を育てる事ができない。逆に過激な愛情を受けることも良くないのだ。また、我慢する事...