現在、日本は急速な少子・高齢化が進展し、福祉に対するニーズはますます増大かつ多様化している。その中で社会福祉として、様々な課題を地域全体の問題としてとらえ、誰もが安心して暮らせる福祉を目指さなければならないであろう。福祉に身をおく私たちにとっては、人間の成長・発達の心理を理解しなければ、十分な支援は出来ないだろうと考える。何故なら『支援』とは、個人への援助、グループへの援助、家族への援助、地域への援助といった、多面的で深い知識と技術が必要であるからだ。
社会福祉の実践に最も大切なことは、支援を必要としている人たち一人ひとりを大切にし、しっかり関わり合うことである。それにはまず、発達段階の経...