資料:35件
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自然地理学1
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『わが国の地形の特色と形成過程を概観せよ。次にひとつの県(都道府)を選び、そこに分布する地形の特色を詳述せよ。』
わが国の地形の特色は、国土の約60%が山地で占められているところである。そして、山地と山地の間を埋めるような形で離れ離れに平野や盆地が分布している。
わが国の山地は太平洋をめぐる造山帯(変動帯)の一部をなしており、見方によれば、弧状の日本列島全体を、太平洋の底からそびえる大山脈の海上部分とみることもできる。一方、平野や盆地は山地と山地の間を埋めるような形で分布している。日本の山地や平野は、大陸地域の地形やイギリスのような島国の地形に比べてもはるかに小さく、山地と平野・盆地は交互に出現し、全体として布キレをはりあわせたような小さなモザイク構造を形づくっている。これが日本の地形の大きな特徴である。
では、このような地形はどのようにして形成されてきたのであろうか。
山地と平野・盆地の境目には大断層がよくみられるが、日本の山地は、関東・東北地方の沖の日本海溝で太平洋プレートが北アメリカプレートの下に沈み込む際に強い力を受け、この応力を受けて生成された逆断層や横ずれ断層によって形成されたものである。太平洋プレートが北アメリカプレートの下に沈み込んでいく理由は、太平洋プレートの密度が北アメリカプレートの密度に比べ大きいためである。そして、逆断層は南北方向のものが多く、山々を隆起させる。火山以外の山地の多くは逆断層によって形成されたものである。日本列島では他にも複数のプレートが集まっており、太平洋側のみならず、大陸側からも強い影響を受けている。日本の地形が小さなモザイク構造を形成しているのは、このような山地のでき方に由来しているのである。
もう少し具体的に述べると、日本列島では、第三紀以前に三回の造山運動が知られている。それによって列島の骨組みが形成された。
まず、最初の造山運動は本州造山運動とよばれる運動で、この造山運動によって西南日本の骨格がつくられて中央構造線が誕生した。そして、次の造山運動は日高造山運動で、本州造山運動をうけた地域の外側の地向斜に発生し、主に日高山脈の地質構造をつくり出した。そして、その日高造山運動をうけた地域が隆起し、東北地方の西側に堆積地域ができ、グリーンタフが堆積した。この地層が変位して、隆起し奥羽山脈や出羽山地となったのである。グリーンタフ造山運動である。
そしてその後、この準平原を破壊するような形で島弧運動がおこったのである。日本の現在の地形の形成過程はこの島弧運動とよばれるものに由来する。この運動は第四紀の地殻変動である。日本列島ではこのころ断層を伴った地塊運動が激しくなり、各ブロックの範囲、またはブロックごとの高度差などがはっきりあらわれてきた。ブロックの急激な隆起と、それに伴い強められた侵食作用により山地は形成される。一方、沈降したブロックでは、隆起ブロック(山地)から供給された土砂による埋積が進行し、その結果として、現在みられるような平野・盆地が形成されたのである。このように山地と平野・盆地の形成は表裏一体の関係であり、そのうえ、両者の形成が新しいということも日本の地形の特色である。
次に山地の侵食についてみてみる。地殻変動により内陸部で急激に高度を高めたわが国では、谷の勾配は大陸地域に比べるとはるかに急であることが多い。そして世界的にみてもわが国の降水量は多く、集中豪雨の発生頻度も高い。その結果、多量の降水が急勾配の谷を「滝」のように一気に流下するため、山地の削剥量は全体的にヨーロッパなどに比べて高いもの
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自然地理学1
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わが国の地形の特色と形成過程を概観せよ。次にひとつの県(都道府)を選び、そこに分布する地形の特色を詳述せよ。
■日本の地形の概観
日本列島は、太平洋プレートとフィリピン海プレートが、ユーラシアプレートと北米プレートの下に沈みこむ境界に位置しており、北海道、本州、四国地方、九州地方の4つの大きな島と約8000の小さな島から成り立っている。地形は複雑で、山地が全国土の60%に達し、急な傾斜地が多く、河川は短く急流である。
日本の山地はいくつかの山塊にわかれている。飛騨山脈とか紀伊山地とか呼ばれる山脈や山地がそれにあたり、一つ一つの山塊は全体として細長い輪郭を示すことが多く、平地とは明瞭に区別される。
山地と平野・盆地は交互に出現し、全体として布キレをはりあわせたようなモザイク構造を形作っている。日本列島の地形が小規模なモザイク状を示しているのは、地殻表層部が断層によって断ち切られて、多数のブロックの集合体のような形になっているからである。
日本の山地や平野はごく小規模であり、大陸地形はもとより、イギリスのような島国の地形に比べてもはるかに小さい。アルプスやヒマラヤなどのように、大陸
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地理
学説
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自然地理学概論①
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課題1 空中写真をステレオ撮影(実体視)する方法を説明せよ。
2 砂丘はどのようにして形成されるのかを説明せよ。砂防ダム
3 サンゴ礁の形成、タイプを説明せよ。
各600字程度
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地理・歴史
社会科
自然地理
帝京平成
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実体視
砂丘
サンゴ礁
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自然地理学 設題1
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『わが国の地形の特色と形成過程を概観せよ。次にひとつの県(都道府)を選び、そこに分布する地形の特色を詳述せよ』
大陸から飛び出したような場所に位置する日本列島。
日本列島は北海道、本州、四国、九州といった大きな4つの島と、それらに隣接する小さな島々から構成されている。また、日本列島の下にはプレートという」大きな地盤の塊が存在している。それぞれ北アメリカプレート、ユーラシアプレート、太平洋プレート、フィリピンプレートと呼ばれ、この4つの上に日本列島がある。そのプレート同士がぶつかり合う場所では海溝や山脈が形成される。このプレートの動きを統一的に解釈しようとする考え方をプレートテクトニクスと呼ぶ。プレートは世界各地に十数枚存在すると考えられている。これら多くのプレートによるプレートテクトニクスによって、地球上の地形、地質、環境、そして文明も大きく変動してきた。ではそれによって日本はどのような影響を受け、そして現在の形を形成したのか、これから述べていきたい。
日本列島はアジア大陸から太平洋に向かって弓上に張り出しており、その様子から、また弧状列島、また島弧と呼ばれている。細かくすると、千島弧
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日本
発達
地域
ロック
アジア
沖縄
影響
世界
特徴
地方
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自然地理学概論 分冊1
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次の2題の設問すべてについて答えなさい。
1 関東平野の地形発達史について、次のキーワードを用いて説明しなさい。
段丘 沖積平野 関東ローム層 縄文海進
2 気候区と気候因子との関係について、具体的な地域を挙げて説明しなさい。
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日大
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自然地理学概論
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