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連関資料 :: 心理学

資料:2,095件

  • 教育心理②-4
  • 子どもの発達には、周りの環境が大きく関係している。なかでも、乳幼児期の保護者やまわりの大人の養育態度は、子どもの人格形成に直接的に影響を与える。このレポートでは、子どもの発達の視点から、2つの養育態度の問題点について述べる。 <一貫性に欠ける養育態度> 乳児は生後半年を過ぎるころから、母親に対して特別な行動をとるようになる。たとえば、泣いていても母親が抱き上げるとすぐに泣き止み、母親が離れようとするとしがみつくなどである。これらは愛着とよばれ、母親との間に形成される愛着は、その後の人格形成に大きく影響していく。愛着が形成されると、子どもは安心して身近なものに自分から関わっていこうとし、人に対する信頼感をもつようになる。母親との関係でも、愛着が形成されていれば、乳児は「泣くことで母親が来てくれる」という次の行動を予測することができる。しかし、母親の養育態度に連続性がないと、子どもは母親の行動が読めずに、常に不安と孤独に襲われる。やがて、その子ども自身も行動の一貫性が保てなくなり、発達にも障害が出てくる。子どもの養育には、一貫性が非常に大切である。人間は学習をしながら発達していくが、行動形
  • 教育心理学 保育 心理学 一貫性 過干渉 教育
  • 550 販売中 2008/10/27
  • 閲覧(1,708)
  • 臨床心理における枠
  • 治療構造とも呼ばれる心理療法における「枠」とは、「物理的な空間」と「時間」とクライエントも含まれる「関わる人」によって規定・構成される。 (1)時間の枠 面談のひにちと時間を設定し、よほどの都合がない限り、治療者は決められた日の決められた時間にしかクライエントと会わない。例えば、週1回、水曜日の午後3時から3時50分にAさんとカウンセリングを開始することになれば、原則として、初めに相互了解された休み以外はその曜日また時間にしか面談しないようにする。 (2)場所の枠 面接室や子どもの場合はプレイルームで面談するなど、一度会う場所を決めたらそれ以外の所では面談しないようにする。 (3)料金の枠  相談をする側、受ける側が責任感を持って心理療法を進めていける金額を設定する。これは相談機関によって異なり、公共の相談機関では無料となるが、病院や民間の相談機関では料金をかけることになる。この場合、当たり前のことではあるが法外に高い料金ではいけない。 (4)治療者という枠   治療者はよほどの事情がない限り同じ人間が面談し続ける。そして、(1)から(3)を維持するのは、当然相談を受ける治療者でありそこにも治療者という枠が生じる。
  • レポート 心理学 心理療法 治療構造
  • 全体公開 2006/05/24
  • 閲覧(6,270)
  • 心理実習 記憶
  • 私達は日頃からよく「書いて覚える」ということを行ってきた。小学校の頃の漢字の練習が良い典型例である。このように書くと良く覚えられるという認識は、広く流布しているが、英語圏では、書いて覚えることは一般的ではないという。果てして本当に書いたほうがただ眺めるだけの場合よりもよく覚えられるのだろうか。 1995年にNaka&Naoiは、日本人とアメリカ人に対して次の被験者内実験を行った。単語、発音可能な無意味綴り、発音困難な無意味綴り、無意味図研の4つの材料を用意し、書く場合と見る場合のどちらがよく覚えられるか、というものである。その結果、人種間で差はないが、無意味図形でのみ「書く」という学習方法の効果が見られた。 今回の実験では、Naka&Naoiの実験結果のように、書くことが記憶に及ぼす効果は図形に対してのみ現れるものなのかを検証したい。 ?.方法 被験者:京都大学の学生21名 実験計画:完全被験者内2要因計画:学習方法は、「書く」と「見る」の2通り。材料は、無意味綴りと無意味図形の2通りである。 材料:Naka&Naoi(1995)を参考に、無意味綴り、無意味図形をそれぞれ10個用意し、書く条件と見る条件に5個ずつ割り当てた。 手続き:A5サイズの冊子に、「書く」と「見る」の二種類をページごとに交互に用意した。各ページには、無意味綴りと無意味図形が一つずつ交互に配置されており、「書く」条件では、無意味綴り、無意味図形の横に5つの空欄を用意しそこに一つずつ書いていった。「見る」条件下では、無意味綴りまたは無意味図形を5つずつ用意し、見たことを確認するために順番に○をつけた。
  • レポート 心理学 記憶 書く 覚える 見る
  • 550 販売中 2006/06/09
  • 閲覧(3,600)
  • 青年心理
  • 児童期と青年期における社会的認知の拡がりと 自己認知の変容  ⇒児童期は親からの分離が見られ始める幼児期と、心理的に独立しようと試みる青年期の間にあり、心身的発達も情緒的にも安定した時期といわれるが、子供たちにとっては新たに始まる義務教育、今までにない友人関係の持ち方など、他者との関わりは自己意識の深まりに大きく作用する時期である。   児童期における社会的認知の拡がり、発達、成長が順調に進むか否かは幼児期までの発達課題がどの程度クリアされているかによる。発達とは連続性のものであり、ある時期の課題がクリアできていない場合、途中までは順調に発達ができているように思えても途中で発達課題をクリアできなくなったりする。幼児期にクリアする課題の大きなものとしては両親、特に母親との基本的信頼感の習得、自分を無条件に守ってくれるものがいるという安心感、また自分はそれをされるに値する存在であるという健全な自己愛があろう。また、自我の芽生えとともに強情さ、反抗というものも会得し、親から離れて行動することになる。そしてその時間は少しずつ長くなり、ごっこ遊びなどを通して、社会的交渉能力を発達させていくのであ
  • 小学校 発達 教師 社会 心理 学校 児童 幼児 課題 問題
  • 770 販売中 2009/05/06
  • 閲覧(1,777)
  • 福祉心理
  • 障害福祉における福祉心理学の課題と展望 障害者を対象とした障害者福祉について、小林ら(2002)は「障害者福祉は施設や在宅サービスなど、社会福祉の枠組みの中で行われる、障害のある人への対人的援助サービスである。」という位置づけをし、この対人援助サービスの実践をソーシャルワークとした。また、ソーシャルワークはジェネリックな部分とスペシフィックな部分から成り立つとした。 ジェネリックな部分とはどのような対象、どのような分野での援助にも共通する部分のことである。相手の立場に立つことによって、対人関係を進めながら、クライエントの問題解決への自発性を高めていこうとするカウンセリングとほぼ共通であるとされる。カウンセリングと違うところは、具体的・社会的なサービスへの結びつきを行うことにある。それに対し、スペシフィックな部分とは援助の対象あるいは方法によって求められる特殊化した専門性である。援助の対象や方法によっては、臨床心理学の専門性そのもの、その知識や技術が必要とされる。本レポートでは、障害福祉の中から主に軽度知的障害を対象とする。対象として軽度知的障害を選んだのは、知的機能が低く、適応行動にお
  • 障害 福祉心理学 課題 展望 障害者
  • 550 販売中 2009/08/10
  • 閲覧(2,886)
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