トリプシン酵素活性の測定

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    資料紹介

    【目的】
    N-α-benzoyl-p-nitroanilideを基質として一定時間反応させた後、分解されて生じたp-nitroanilineの量を405nmの吸光度を測定することによって分解の程度を求める。
    また、トリプシンインヒビターの阻害作用をLineweaver-Burkプロットで解析し、その阻害様式を調べる。これらにより、基質濃度を変えたときの酵素反応を調べる。
    【方法】
    a. マイクロピペットを用いて、ガラス試験管にテキストの表の割合で、試薬を入れていった。
    b. 緩衝液を加え、最後にトリプシンを加え、混ぜた。
    c. 恒温槽37℃で30分間静置し、反応させた。
    d. 恒温槽より取り出し、反応を止めるために45%酢酸250μlを加えた。
    e. 吸光度を測定するために、マイクロプレートに200μlずつ入れた。
    f. マイクロプレート比色計で405nmの吸光度を測定した。
    【結果】
    吸光度のデータ
    検量線 ①0.2685 ②0.5512 ③0.5828 ④0.8065 ⑤0.9465 ⑥1.0368 酵素活性 ⑦0.2883 ⑧0.681 ⑨0.8153 ⑩0.3425 ⑪0.306 ⑰0.2611 阻害活性 ⑫0.6189 ⑬0.3037 ⑭0.2831 ⑮0.284 ⑯0.3276 ⑱0.2592
    ブランクと空気ブランクの平均を引いた値
    検量線 ①0 ②0.0226 ③0.0542 ④0.2779 ⑤0.4179 ⑥0.5082 酵素活性 ⑦⁻0.2404 ⑧0.1524 ⑨0.2867 ⑩⁻0.1862 ⑪⁻0.2227   - 阻害活性 ⑫0.0903 ⑬⁻0.2250 ⑭⁻0.2456 ⑮⁻0.2447 ⑯⁻0.2011   -
    pNA量(µg)
    Y=0.0258xに吸光度を代入し、酵素活性・阻害活性のpNA量(µg)を出した。
    (しかし、何らかの原因により酵素活性、阻害活性の吸光度にマイナスの値が出たためデータとして不適であるのでプラスの値のみデータとして計算した。)
    ⑧5.9070(µg)
    ⑨11.1124(µg)
    ⑫3.5(µg)
    相対反応速度[V]
     生成したpNA量をAとおくと、
    [V]
    この式より、pNA量から相対反応速度[V]を求めることができた。
     ⑧4.2764(nmol/µgトリプシン/hr)
      ⑨8.0449(nmol/µgトリプシン/hr)
      ⑫2.5338(nmol/µgトリプシン/hr)
    基質濃度[S]
    BAPNA濃度をBとおくと、
    =[S]
    この式より、基質濃度[S]が求めることができた。
    ⑦⑫0(mM)
    ⑧⑬0.24(mM)
    ⑨⑭0.4(mM)
    ⑩⑮0.8(mM)
    ⑪⑯1.2(mM)
    これらの表からわかるように、私の班では吸光度のデータがきちんと取れなかったためグラフが書けなかった。そのため8班のデータを引用し、もう1度データ処理した。
    検量線 ①0.2324 ②0.5544 ③0.6842 ④0.9559 ⑤1.1906 ⑥1.3995 酵素活性 ⑦0.2434 ⑧0.7119 ⑨0.9635 ⑩1.4105 ⑪0.9986 ⑰1.3542 阻害活性 ⑫0.7160 ⑬0.5859 ⑭0.6043 ⑮0.6579 ⑯0.6553 ⑱0.6533
    ブランクを引いた値(空気ブランクの値は大きいためデータとして不適)
    検量線 0 0.322 0.4518 0.7235 0.9582 1.1671 酵素活性 0.011 0.4795 0.7311 1.1781 0.7662 阻害活性 0.48

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    【目的】
    N-α-benzoyl-p-nitroanilideを基質として一定時間反応させた後、分解されて生じたp-nitroanilineの量を405nmの吸光度を測定することによって分解の程度を求める。
    また、トリプシンインヒビターの阻害作用をLineweaver-Burkプロットで解析し、その阻害様式を調べる。これらにより、基質濃度を変えたときの酵素反応を調べる。
    【方法】
    a. マイクロピペットを用いて、ガラス試験管にテキストの表の割合で、試薬を入れていった。
    b. 緩衝液を加え、最後にトリプシンを加え、混ぜた。
    c. 恒温槽37℃で30分間静置し、反応させた。
    d. 恒温槽より取り出し、反応を止めるために45%酢酸250μlを加えた。
    e. 吸光度を測定するために、マイクロプレートに200μlずつ入れた。
    f. マイクロプレート比色計で405nmの吸光度を測定した。
    【結果】
    吸光度のデータ
    検量線①0.2685②0.5512③0.5828④0.8065⑤0.9465⑥1.0368酵素活性⑦0.2883⑧0.681⑨0.8153⑩0.3425⑪0.30...

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