法律学概論の科目最終試験問題です。参考にどうぞ。
物権と債権の違いについて述べよ。9月、4月、10月、9月、5月
私法の基本法である民法は、財産権を、物に対する権利である物権と、人に対する権利である債権とに大きく二分している。
物権は、特定の物を直接に支配できる権利であり、物を意のままにどのようにでも支配できる所有権が物権の典型である。例えば、所有者は、法律の範囲内で、自分の意のままに処分することができ、権利の実現が自分だけでできる(直接性)。物権は誰に対しても主張でき(絶対性)一つの物の上に物権が成立すると、その後にそれと両立しない物権は成立しない(排他性)。物権はこのように強力な権利なので、法律に定められた以外に勝手に新しい物権を作ること...