課題:「総合的な学習の時間」が創設された理由
1.現代的な教育課題として
「子どもたちの学力が世界レベルで見て下がっている」「詰め込み主義ではないか」。教育はこの二つを天秤にかけて長い間その間を行ったりきたりしている。行き過ぎないようにバランスをとることが一番いいのだろうが、まだそこには到達せず、途中の段階である。
よって、総合的な学習の時間が現代的な教育課題として適していると言い切ることはできないはずだ。
2.学習方法として
総合的な学習の時間には教科書がなく、教師は子どもたちの成長に合ったカリキュラムを自分で組み立てていかなければならない。内容的には複数教科の学習なので、生活科のようなものになる可能性が非常に高い。実際に生活科と総合的な学習の時間との内容での違いを明確に言い表すのは難しいであろう。
3.特別活動と総合的な学習の時間との関わり
特別活動と聞いて真っ先に思いつくことは、遠足、運動会、学芸会などの行事である。対する総合的な学習の時間は、特にカリキュラムや達成目標が具体的ではないことから、教科の学習よりは柔軟に行なわれるものではあるがその名前からしても勉強の一種と言う...