教育社会学2

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    資料紹介

    学力低下とは何かを明らかにし、社会階層のような社会的不平等と学力がどのような関わりをもつのかについて述べよ。

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    学力低下とは何かを明らかにし、社会階層のような社会的不平等と学力がどのような関わりをもつのかについて述べよ。
     ⇒これまで学力低下自体は昔からさまざまな形で繰り返し論議されてきた。しかし昨今、具体的な国際比較や時系列的なデータが示されたのと同時に、教育現場で教育に携わる関係者の実感に非常にフィットしたことがこれだけの論議を呼ぶ直接的なきっかけになったと考えられる。
    2007年4月13日に文部科学省が発表した教育課程実施状況調査では、様々な面を指摘している。①1989年と2001年では、小中学生の学力は明らかに低下している。②塾に通っている子どもと通っていない子どもとでは、学力に差が見られる。③ゆとり教育によって空いた時間は、勉強ではなく、テレビを見たり、テレビゲームで遊ぶことに費やされる傾向にある。④学ぶ意欲や関心には、子どもの属する家庭の社会階層によって差がある。⑤「基礎学力」と、「自分で考え、主体的に行動する能力」には相関があり、基礎学力が低い子どもは「自分で考え、主体的に行動する能力」も低い。などである。
    学力低下には、それは誰のことなのか、学力低下の何が問題なのか、それを心配し...

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