行政機能の拡大という観点から見た日本官僚制の問題点
行政機能の拡大によって生み出された日本官僚制の問題点は授業でも扱ったように主に8項目である。
まず、内閣立法の増大と議員立法の減少である。議員立法は立法府である国会の議員が発案して国権の最高機関である国会で議決・承認そして法律として発効します。 内閣立法は、行政府(中央官庁)が発案して国権の最高機関である国会で議決・承認 そして法律として発効します。国会議員よりも行政府の官僚のほうが、その道のプロであるから我が国は圧倒的に行政立法が多いのであり、あまりよくない。つまり本来、法律に基づいて仕事をすべき行政府が、実際には法律を自ら作ってそれを自ら...