現代の「教師に求められる資質とは何か」についてまとめなさい。
教員の資質として、いつの時代も求められるものは、教職に対する愛着、誇り、一体感に支えられた知識、技能等の総体といった意味内容を有するもので、これらは後天的に形成可能なものであるといえる。つまり教えることによって生徒が成長していく姿を喜びに感じることができなければ、教員としての資質に問題があるといっても過言ではない。教員は子供の成長を粘り強く見守りながら、助けていく根気強さが必要であるだろうし、そのための研究を重ねなければならない。また、変化への適応力、子供の一人一人に対応するための柔軟性も必要とされる資質のひとつである。幅広い教養、奥の深い洞察力、問題解決にむけてひたむきになることなども欠かせない。生徒の成長を助けるために、人格、知識ともに教員自らが研鑽していかなければならないであろう。そこには多大な努力が必要とされるのである。
これからの変化の激しい時代にあって、子供たちに生きる力をはぐくむ教育を授けることが期待される。それにはまず、地球や人類のあり方を自ら考えるとともに、培った幅広い視野を教育活動に積極的に生かすこと...