学校教育課程論

閲覧数1,322
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    教育課程とは何かについて、その基準と編成原理、今日的課題についてまとめなさい
     教育課程は、その時代に、どのような人材を育成する必要があるか、またどのような人材を育成するのが望ましいかという基準によって定められ、それは時代により変化している。しかし、大きくは経験学習を重んじる教育課程と系統学習を重んじる教育課程を時代の要請に基づき行ったり来たりしている。
     戦前であれば、国家への忠誠心を高める内容であったこと、また富国強兵のスローガンのもとに、国の基礎となる人材を効率的に育成する必要があったことから、画一的でまた系統学習に偏った教育課程だったということができる。
     これが、戦後、占領軍を中心に教育改革がなされ、修身科が廃止され、公民科を設置すること、また画一的教育から生徒の自発性を重視した教育へ転換することなど、民主主義的市民の育成を基準としたものに移行する。その中で、1947年には最初の学習指導要領が制定された。しかし、この時点では学習指導要領によって画一的な教育が意図されたのではなく、あくまでも手引書扱いに過ぎなかった。
     つまり、教育課程は現場の裁量にゆだねられていたが、一定の基...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。