資料:21件
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生涯学習概論(1分冊)
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近年、情報化社会、国際化社会という言葉をよく耳にする。その流れの中で、自立的、主体的に生きていくため、学校を卒業し離れてからも、学びを通して自己を磨いていかないと、何事につけ通用しない時代になってきた。まさしく、生涯学習社会の到来である。では、生涯学習、生涯教育は、いつ誰により提唱されたのであろうか。
生涯教育が論じられたのは、1965年ユネスコ本部で開催された成人教育推進国際委員会会議において、ラングラン(P.Lengrand)を中心に提唱された。それを日本に紹介したのが、この会議に出席していた波多野完治である。日本では、これを受けた形で1968年に文部大臣からの社会教育審議会「急激な社会構造の変化に対処する社会教育の在り方について」が諮問され、1971年にこれに対する答申が出された。その中では、生涯教育における社会教育の役割について述べられている。1981年には、中央教育審議会が、「生涯教育について」を答申し、人間の生涯を「成人するまで」「成人期」「高齢期」にわけ、それぞれの時期に教育がどう関わるかを述べている。「成人するまで」に家庭・学校教育の役割が大きく、社会教育の重要性を
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生涯学習概論第一設題
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「ユネスコにおける生涯教育論の提起と社会的背景、及びその後の生涯学習概論の展開について論述せよ。」
人間の生き方を説いた生涯教育論は、人間の歴史の中で早くから存在していた。それらを現代的生涯教育論に対して古典的生涯教育論と呼ばれている。古典的生涯教育論は、私教育としての生涯教育であり、人格の完成に重点を置かれたものであった。
一方、教育の概念の中に公教育としての生涯教育を持ち込んだのは、コンドルセであり、1700年代に入って、現代的生涯教育論が始まったと言える。コンドルセは、教育はすべての年齢にわたって行われるべきであると主張した。さらに全生涯を通じて教育を継続することにより、知育の腐敗を防ぐことができ、有益で活動的な精神の中に保持されるとし、子教育としての生涯教育の必要性を説いている。 1900年代には、成人教育学者を中心に生涯教育論が起こり、成人に対する教育活動が活発になっていった。ユネスコにおいては、1949年に第一回国際成人教育会議に萌芽をみることができる。その後、各地での教育改革や、国際会議を通して、現代的な生涯教育の概念が普及していった。生涯教育(lifelong learning)という言葉が世界的に注目されることになったのは、1965年にユネスコ本部が開催した「成人教育推進国際委員会」における生涯教育の提唱からである。成人教育の理論家であり、教育局継続教育部長をしていたポール・ラングランらがワーキング・ペーパーによって、生涯教育の理念を提唱したのである。現在ではLifelong education、すなわち生涯教育と呼ばれているが、エデュカラオン・ペルマナントをより正しく英語に訳するとLifelong integrated educationになる。このintegratedすなわち統合というのが重要な意味をもつのである。この統合というのは、時間的(垂直的)統合と空間的(水平的)統合を指す。ラングランは、「教育は、児童期・青年期で停止するものではなく、生きている限り続けられるべきものである。教育は、こういうやり方によって、個人ならびに社会の永続的な要求に応じなければならないのである。」また、「生涯教育は、その原理の一つとして、発達の統合的な統一を強調する。このことによって、個人の要求と実際の教授とのあいだ『永続的の連絡』をつけるカリキュラムおよび教授方法が中心だとのアイデアへの道を開くのである。個人が自分の可能性を実現するのは、労働生活、文化生活、一般教養およびその他いろいろな場面を通じてなのだが、この目的のために行われる教育を、個人の要求にあったものにすることは、生涯教育の概念によってのみ可能になる」というのである。つまり、今まで個人は自分の受ける教育との間に「不可能な妥協」を要求され、個人が教育体制に合わさなければならなかった。しかし、これからは、個人の人生の各時期や、様々な状況に対応し、多様な教育を提供できる体制を作ることにより教育体制が個人の教育要求に対応するのであるとラングランは主張している。また、生涯教育の目標が生活と教育を密着させることであると指摘している。この生活は「個人と現代社会の現実的性格の欲求に規定され」ており、そしてこの欲求は、「人間科学のもたらす教訓と経済的、社会的発展から生ずる要求によっても拡大・発展せしめられている」としている。ラングランは、生涯教育という新しい概念によって、教育体系の本質的変革をめざしたのである。生涯教育とは、人の一生にわたるものであり、学校教育、社会教育、家庭教育の総てを含むもの
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佛教大学
レポート
生涯学習概論
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生涯学習概論 第一課題 第一設題
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課題名:「生涯学習社会の意義と背景、さらに具体的な施策についてどのようなものがあるか述べなさい。」 評価:A
参考文献:①『生涯学習概論』伊藤俊夫 ぎょうせい H26.2
②『生涯学習概論』渡辺幹夫 学文社 2016.1
③『図書館がまちを変える』福留強 東京創作出版 H25.12
※あくまで参考程度でお願いします。
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