4-経済法-04_[市場画定]

閲覧数3,999
ダウンロード数19
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    独禁法
    合併・株式保有等の企業結合に対する規制では、市場画定が重要になる。なぜそれが重要な
    のかについて、企業結合規制の意義と審査方法の概要を解説した上で説明しなさい。また、どの
    ようにして市場画定するのか、解説しなさい。
    --------------------1) 企業結合規制の意義
    資本主義経済体制は企業間の自由な競争を前提としている。この競争の目的は「利潤
    の追求」にあり、資本あるいは生産手段の集中を目的としていることになる。この企業集中
    の典型的な形態の一つが企業結合であり、企業結合は資本主義の高度化に伴って必然的
    に発生する現象として理解される。一方で、企業結合は企業の規模を加算的に拡大するの
    で、それに伴って市場支配力の形成・強化も容易となり、人為的に市場構造を変えて経済
    力の集中を促すための重要な手段ともなりえる。ゆえに、企業結合を放置すれば産業ごと
    に寡占状態を生み出すことになるので、企業結合の規制について独禁法第4章に規定が
    設けられている。
    2) 企業結合規制の審査方法
    2-a) 企業結合規制は、独禁法15条でいうところの「一定の取引分野における競争を実質的に
    制...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。