家族法-03_[児童虐待]

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    民法 5(家族)
    第 3 課題
    わが国における児童虐待と親権制限制度について論じなさい。
    わが国における児童虐待の状況をみると、児童相談所における児童虐待相談処理件数は、
    平成16年度には33,408件で、統計を取り始めた平成2年度を1とした場合の約3
    0倍、児童虐待防止法施行前の平成11年度に比べ約3倍に増加している。また前年度に
    比べても約25%の増加となっているが、これは平成16年10月の改正児童虐待防止法
    の施行により、通告対象の範囲が「虐待を受けた子ども」から「虐待を受けたと思われる
    子ども」に拡大されたこと、また、社会的関心を集めた痛ましい事件の発生な ども相まっ
    て、国民や関係機関に、児童虐待防止についての認識や理解の高まりが見られることなど
    が主な増加要因と考えられている。児童相談所に寄せられる虐待相談の経路は、家族、学
    校、近隣知人から 相談が多く、全体の約46%を占めている。また近隣知人からの相談に
    ついては前年度から約41%増加しており、全体の伸び率(約25%)を大きく上回って
    おり、さらに内容相談別に見ると、身体的虐待が14,881件(44.6%)で最も多 く、...

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