判例百選民法Ⅱ(賃借家屋明渡義務と敷金返還債務との同時履行、土地賃借権の移転と敷金の承継)

閲覧数1,587
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    判例百選 民法Ⅱ
    賃借家屋明渡義務と敷金返還債務との同時履行 (最高裁S49.9.2)
    土地賃借権の移転と敷金の承継 (最高裁S53.12.22)
    賃借家屋明渡義務と敷金返還債務との同時履行 (最高裁S49.9.2)
    【位置づけ】同時履行のはなし
    【事案】
                    1F北側、3Fを店舗兼住宅として貸
    B ①抵当権設定    A ②賃貸借契約(S44.9.1~2年間) Y
    競売・実行 賃料16万8000円、敷金800万
    X③2520万で落札        ④明渡請求
    【1審】Xの請求棄却
    【原審】Y主張①敷金返還を受けるまでは家屋を留置する!
    ②弁済を受けるまで家屋の明渡しを拒絶する!
    (∵家屋明渡義務と敷金返還債務とは同時履行の関係)
    高裁⇒Xの請求認容
    S46.8.31に賃貸借終了。敷金返還請求権は賃借人が賃借物を返還した後に初めて生じる。
    【Yの上告理由】敷金返還請求権につき建物の留置権を認めるべき!
    【争点】家屋明渡債務と敷金返還債務は同時履行の関係か?   
    【判旨】
    敷金について
    ①敷金の性質:賃貸借終了後、家屋明渡義務の履行までに生じる賃料相当...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。