現代国際社会と政治期末レポート
「文明の衝突」を読んで
☆ハンチントンの主張
「文明のアイデンティティーが冷戦後の統合や分裂あるいは衝突のパターンをかたちづくる」(p21)
「長期間支配的だった西欧文明から、非西欧文明へと、力は移行しつつある。国際政治は多極化し、かつ多文明化したのである」(p32)
現代国際社会と政治期末レポート
「文明の衝突」を読んで
☆ハンチントンの主張
「文明のアイデンティティーが冷戦後の統合や分裂あるいは衝突のパターンをかたちづくる」(p21)
「長期間支配的だった西欧文明から、非西欧文明へと、力は移行しつつある。国際政治は多極化し、かつ多文明化したのである」(p32)
「文明の衝突は世界平和の最大の脅威であり、文明に依拠した国際秩序こそが世界戦争を防ぐ最も確実な安全装置」(p494)
ハンチントンはこれからの世界は異なる文明を背景とするグループ間の対立が進み、冷戦時代のイデオロギー圏という対立軸に代わって文明圏相互の対立、共存が国際関係を動かす最も重要な、そしてきわめて危険な特質であると言っている。冷戦終結後の世界では、国際政治が文化的アイデンティティに沿って改めて形成され、イデオロギーではなく文明間の衝突が国際関係を動かすという主張である。具体的に言えば、中華文明、日本文明、ヒンドゥー文明、イスラム文明、西欧文明、ロシア正教会文明、ラテンアメリカ文明、アフリカ文明(アフリカ文明はまだ確固たるものではない)の7つもしくは8つの文明圏に属する国々の自己主張...