《肩関節周囲炎(五十肩)》

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    資料紹介

    肩関節周囲炎についての概要をまとめたもの

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    《肩関節周囲炎(五十肩)》 教p.138~141                作成者:
    【概念】(文献8)
     肩関節周囲炎は疾患の概念が明確でなく、俗称として五十肩や凍結肩(frozen shoulder)とも呼ばれている有痛性の肩関節可動域制限である。肩関節周囲炎は主たる炎症部位より、
    肩峰下滑液包炎
    腱板炎・腱板損傷
    有痛性肩関節制動症(狭義の五十肩)
    不安定性肩関節
    肩関節拘縮(二次性のもの)
    烏口突起炎
    石灰沈着性腱板炎
    結合織炎
    上腕二頭筋長頭腱炎
    に分類される。肩関節周囲炎の炎症部は患者によりさまざまで、傷害部位の判定が困難なことが多い。そのため理学療法依頼書の病名としてはまとめて「肩関節周囲炎」とされる場合が多い。
     五十肩の由来は40~50歳代に好発し、肩関節の疼痛と拘縮を生じることからきている。女性にやや多い。臨床でみる機会の多い疾患の1つで、腰痛と同様に、二足歩行が可能となり、上肢がより大きな運動範囲をもつことができるようになったために発生しやすくなった人間固有の障害である。
    【定義】(文献6)
     わが国においてはじめて医学用語として「五十肩」の定義を試みたのは...

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