《白血病》

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資料紹介

白血病の概要をまとめたもの

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白血病 
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概念
白血病と総称されるものの中には、実際にはきわめて多種類の病態が含まれている。白血病とは、通常は血蔽を作る細胞の腫瘍という意味で用いられるが、血液の中を腫瘍細胞が流れている状態という意味もいくぶん付加されている。悪性リンパ腫や多発性骨髄腫は白血病とは通常呼ばない。しかしこれらの腫瘍性のリンパ球や形質細胞が末梢血中にも多数出現する場合には、リンパ性白血病、形質細胞性白血病などと呼ばれる。きわめてまれには横紋筋肉腫や上皮性の悪性腫瘍である癌でさえも白血病化することがありうる。
成因
 白血病も他の多くの悪性腫瘍と同様に体細胞の突然変異によって1個の細胞が変異することから始まると考えられる。変異とは細胞が株として不死性を獲得すること、あるいは体内で一定以上には分化せずに無限に分裂、増殖しうる細胞になることで、この意味で白血病はクローナルな疾患である。しかし完全に分化能が失われているとは限らず、分化段階の異なる細胞や系列の異なる細胞が同時に含まれていることもある。
 さらに変異は1回だけとは限らず、変異を重ねていくこともしばしばある。これらの結果として、白血病を構成す...

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