叙実条件と反実条件とを例文を挙げて比較考察しなさい
叙実条件とは「或事を事実として、または一般論として、仮定して、そこから帰結を引き出す文」であり、反実条件とは「事実に反する仮定か、全くの仮定と想定されることを条件として、その帰結を引き出す文」である。
以下、例文を挙げる
①If it be fine tomorrow, I will go out.
②If I had money, I would buy the car.
①が叙実条件であり、②が反実条件である。
①は未来に起こるかもしれない出来事を述べているのに対し、
②は実際には「お金を持っていない」のだから、「その自動車は買わない」ということはわかっているのに、I had moneyと言っているのだから、「事実に反している」過去の反実仮想となる。
また叙実条件には、叙実法が用いられる。未来時を表す際に、現在時制になり、帰結にも叙実法、または命令法が用いられる。
反実条件は叙想法が用いられる。その際、過去時では叙想法過去完了、未来時では「were to 叙想法」または叙想法過去となる。帰結には助動詞would should co...