英米文学概論2

閲覧数1,726
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    設 題
    アメリカにおけるピューリタン文学の特色を書きなさい。
     
    本題に入る前に、まず、ピューリタンとは何であるのか。ピューリタンとは、イギリス国教会の改革を唱えたプロテスタントのグループであり、市民革命の担い手になった清教徒のことである。その教義をピューリタニズムといい、その影響を受けた文学をピューリタン文学という。以下、アメリカの歴史の変遷とともに、ピューリタニズムの特色を述べる。
    まずはアメリカの国家成立から見ていく必要がある。コロンブスが1492年にアメリカ大陸を発見してから1世紀以上経ってアメリカ合衆国の基礎ができた。16世紀以来のヨーロッパ諸国の北アメリカ大陸争奪戦は土地所有を重視したイギリスが勝利した。この頃から1776年のアメリカ独立までを植民地時代と称する。この期間には、日記、説教文、報告書など、後のアメリカ文学にテーマを与える資料が書かれた。
    アメリカ文学とイギリス文学には大きく異なる点がある。それは、アメリカ文学はイギリス文学と違って伝統を持たない点である。アメリカ文学はピューリタニズムの理想主義とアメリカの大自然の影響を受けただけである。植民地の英語は長らく17...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。