『「ことばの学び手としての児童に教えること」について、具体的例を示して論じなさい。』
小学校教育における国語科の目標は、「国語を適切に表現し正確に理解する能力を育成し、伝え合う力を高めるとともに、思考力や想像力及び言語感覚を養い、国語に対する関心を深め国語を尊重する態度を育てる」である。学習指導要領の目標から「ことばの学び手として児童に教えること」とは「言語感覚」「思考力と想像力」「伝え合う力
『「ことばの学び手としての児童に教えること」について、具体的例を示して論じなさい。』
小学校教育における国語科の目標は、「国語を適切に表現し正確に理解する能力を育成し、伝え合う力を高めるとともに、思考力や想像力及び言語感覚を養い、国語に対する関心を深め国語を尊重する態度を育てる」である。学習指導要領の目標から「ことばの学び手として児童に教えること」とは「言語感覚」「思考力と想像力」「伝え合う力」を教えることとなる。この三つを身につけさせることにより、最終的に「国語に対する関心を深め国語を尊重する態度」を育てることができる。
ことばは日常生活のなかで自然に習得されているものであるが、学級活動、全校集会、総合的な学習の時間などの国語科教育以外の場でのことばの学習は、ことばの機能をいかした国語力を学習、指導するという目的意識をもって行われているわけではない。だからこそ、国語科教育はその目標を明確にし、計画的にことばの機能を育成していかなければならない。
しかし、小学校国語科に限ったことではないが、児童の実態を把握することは大切なことで、価値ある授業のためにはとにかく児童を知ってなければならな...