憲法 論証例 公正取引委員会と65条

閲覧数2,618
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 1ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    憲法 論証例 公正取引委員会と65条
     公正取引委員会は特定の行政について内閣から独立して職権を行使する合議制の機関たる独立行政委員会であり、審査・審判手続などについて独立した権限行使が認められているが、これは「行政権は、内閣に属する」とする65条に反しないか。以下検討する。
     思うに、65条は41条、76条とともに権力分立制を定めるとともに、議院内閣制(66条3項、67条、69条等)を通じて行政に対する民主的統制を確保するところにその趣旨があるが、権力分立制は、行政に対する抑制原理であって、すべての行政作用の行政権への帰属を積極的に要請するものではない。むしろ、独立行政委員会の存在は、多様な...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。