「人口減少社会」とは、出生数が死亡者数を下回り、総人口が減少状態にあることで、日本は2005年についにその局面に突入した。2004年における総人口は1億2,700万人であるが、2100年時点の予想推計人口は4,080万人と三分の一にまで減少している。これは、年少人口率が減少の一途をたどり、高齢化率が増大されることが見込まれるからである。その理由として、合計特殊出生率の・・・
(1)金子勇『少子化する高齢化社会』NHKブックス 2006.を読んで、「人口減少社会」について詳しくのべなさい。
「人口減少社会」とは、出生数が死亡者数を下回り、総人口が減少状態にあることで、日本は2005年についにその局面に突入した。2004年における総人口は1億2,700万人であるが、2100年時点の予想推計人口は4,080万人と三分の一にまで減少している。これは、年少人口率が減少の一途をたどり、高齢化率が増大されることが見込まれるからである。その理由として、合計特殊出生率の漸減を第一指標とする少子化にある。つまり「人口減少社会」の実際とは「少子化する高齢社会」と言い換えられる。
「少...