連関資料 :: 生理学

資料:35件

  • 環境生理学
  • 【身体活動(エネルギー消費)と栄養】  身体活動とは広い意味では、生活の中で行う全ての活動のことである。私たちが生活・活動するためにはエネルギーが必要である。私たちは食べ物を摂取して、その摂取した食べ物の中の熱量源となる栄養素(熱量素)の多くが呼吸から取り込まれた酸素を使って酸化分解を行って、体内でエネルギーを作りだし、最終的に二酸化炭素と水を体外に排出する。  このようにして得られたエネルギーは活動や運動時はもちろん、じっとしているときにも使われている。また、食事を摂った後に食べたものを消化吸収して利用するためにもエネルギーが使われる。  エネルギーが必要な分だけ毎日の食事から供給されている時はATPとして過不足なく利用されるが、過剰に摂りすぎた熱量素となる栄養素は脂肪となって必要な時の予備として体内に貯蔵されることとなる。これが増えると当然肥満を招き、それに伴って生活習慣病と言われる糖尿病・高血圧・高脂血症・痛風などの増加につながっていく。  逆に、必要となるエネルギー源としての食べ物が入ってこないと、まず肝臓や筋肉に貯えられたグリコーゲンをエネルギーとして利用する。それを使い果たすと体脂肪を燃やしてエネルギー源とするが、それも底が尽きると今度は体を構成している蛋白質(アミノ酸)を燃やして燃料とすることになり、こうなると筋肉や内臓の量まで減少させることになって、最終的には死にもつながる。
  • レポート 環境 生理学 運動
  • 550 販売中 2006/01/24
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  • 解剖生理学
  • 体液の恒常化について述べよ。 私達が健康に日々を過ごすためには、身体の様々な機能が正常に機能していることが重要であり、その機能をつくっているのは、全て身体を機能する基本的な単位である細胞からでできている。細胞は、その器官ごとにそれぞれの働きをする細胞がある。そしてこの細胞や組織を浸す液体のことを「体液」と言う。 体液 ①体液とは;体液は大きく細胞内液(ICF)と細胞外液(ECF)に分けられるが、細胞内液は体液に含まないこが多い。細胞外液は、さらに組織液と管内液に分けられる。細胞液は血管外にあり、細胞を浸しているもので、間質液とも言う。また、管内液には血漿、リンパ液、脳骨髄液が含まれている。 ②体液量;ヒトの成人男性において、健常時の全体液(細胞液+細胞外液)は体重の60%を占める。内訳は、体重に対して細胞内液が40%、組織液15%、血液(血漿のみ)・リンパ液が4.5%・体膣液などが0.5%である。脂肪組織は、ほとんどが水を含まない為、男性に比べて脂肪が多い成人女性では、体重に対する体液の比率が小さくなる。(男性の8割ほど)。体液比は、年齢と共に減少していく。新生児でも最も多く約78%であるが、これは細胞外液量が多いためである。4歳位で成人とほぼ同じ比率になる。一方、老人の体液比は約50%で、これは、細胞内液量が減少したことによる。 ③体液の組政;細胞内液は、細胞質気質として、生命活動の基本となる様々な代謝の場となる。その組成は細胞の種類により様々であるが、電解質に関しては陽イオンとしてカリウムイオン、陰イオンとしてリン酸イオンとタンパク質が多い。 一方、細胞外液は、細胞が生きるための環境である。陽イオンとしてナトリウムイオン、陰イオンとして塩化物イオンが多く含まれ、ほぼ0.9%の食塩水である(生理的食塩水)。これは、生命が生まれた当時の海の環境を体の中に持ち込んだものとみなせるため、内部環境とも呼ばれる。これらの電解質バランスは一定に保たれ、細胞の浸透圧が維持されている。またその濃度勾配は、神経細胞の興奮や筋肉の収縮などの際に活動電位を生じさせるために必要となる。 ⑵体液調節のしくみ  ①水分の調節;体内に水分が入るのは、普通の場合口からであるが、食道・胃を通じて腸に入った水分は、腸壁から吸収されて血行に入り、血漿にかわる。まず、飲料水であるが、水を口にする行動は乾きに支配されている。通常の状態で約1,100mlとみる。その水の中に塩類がどれだけ入っているかも問題である。次に植物中の水であるが、食品として、また料理した後摂取される食物の中の水分や塩類であり、水分として約700ml。また、その食物が消化管中で消化して体内に吸収された後、体内で燃焼してできる代謝水が300mlとして、飲料水と合わして計2100mlが小か管を通して体内に入る水の量である。水分として体外に出る方としては、尿1300ml、糞便中100ml、呼吸と皮膚からの不間蒸泄が700ml、計2100mlとなるが、これが一般的な一日の水分の出納である。発汗として体外に出る水分は、温熱調節上汗腺から分泌されるものである。それに伴って失われる水と塩類が問題であるが、その点については前に述べた。体内に摂取される塩類についてみると、人間は経口的に食物と一緒に一日一グラム以下の少量の食塩(Nacl)から数10グラムの大量の食塩を摂取しているのが現実である。  ②電解質濃度の調節;ナトリウムイオンとして考えると、消化管中にはこのような食餌から入る外因的な食塩のナトリウムと同時に、唾液、胃液、腸液など
  • 体液の恒常化 東京福祉大 レポート
  • 550 販売中 2008/01/07
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  • 生理学
  • 『生命を維持するために必要な機能(循環,呼吸,消化,排泄,内分泌,代謝系,神経系,など)について述べよ。』 1循環について  循環器系は大きく分けると「血管系」そして「リンパ系」に分かれている。 「血管系」は、心臓と血管で構成されており、体内で大循環、小循環が行われている。そして、血液により組織管に栄養物質と酸素を運搬して、体内に溜まった老廃物を体の外に運び出す重要な役割を持っている。  リンパ系は「リンパ管」と「リンパ節」から構成されており、その機能は、血管から外へにじみ出た組織液を収集し、その後再び血管の中に戻す働きをする。(組織液とは,血管からにじみ出て,組織細胞の間を流通している成分、リンパ液のことである)また、組織液を集め、血管に送り戻す管を「リンパ管」という。リンパ系の主たる働きは、この組織液(リンパ)の循環と抗体の生産にも関係している。 2呼吸について  呼吸とは二種類の働きがある。 ①細胞呼吸  酸素は地球誕生時の大気には存在していなかった。しかし、原始の海に生命の起源があり、植物のような光合成を行うものが出現したことで大気中は徐々に酸素が蓄積された。 本来、酸素は強い
  • 生命を維持するために必要な機能 循環 呼吸 消化 排泄 内分泌 代謝系 神経系 東京福祉大学
  • 550 販売中 2008/12/04
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  • 生理学
  • 『感覚(体性感覚,味覚,臭覚,聴覚,視覚,など)の生理機能について述べよ。』 1体性感覚について  体性感覚とは、体表(皮膚と粘膜)と深部(筋・腱・関節)にある受容器を介して起こる感覚で、表面感覚と深部感覚がある。 ①表面感覚  皮膚や粘膜を針でつつきながら走査すると、痛覚のある点は無痛部分の中に点状に存在していることがわかる。触覚・温覚・冷覚についても同じで、このように点状に分布する感覚部位を感覚点という。これらの異なる感覚点は同一の点に重複して存在することはない。 a機械的感覚  皮膚の変形や振動毛の動きが刺激となって起こる感覚である。メルケル細胞・マイスネル小体・ルフィニ終末・パシニ小体・毛包受容器・自由終末が受容器である。 b温度感覚  温感と冷感があり、受容器は自由終末である。温度感覚は普通粘膜には無いが、口腔・咽頭・喉頭・肛門の粘膜にはある。  温度刺激を長く続けても、冷感も温感もおこらない温度範囲があり、これを無感温度範囲または無関帯という。持続的温覚強さは皮膚の刺激温度が高いほど強く、43℃以上なると持続性温覚は痛みを伴う熱痛覚になり、17℃以下の皮膚温度では持続性冷
  • 体性感覚 味覚 臭覚 聴覚 視覚 生理機能 東京福祉大学
  • 550 販売中 2008/12/04
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  • 運動生理学概説
  • 運動生理学概説 (1)糖質の消化 糖の消化は口腔で始まる。唾液アミラーゼはデンプンおよびグリコーゲンをマルトースにまで分解するが、口腔内での滞在時間の短さからわずかしか分解できない。膵液アミラーゼはデンプンおよびグリコーゲンをマルトース、マルトリオースおよび分枝状少糖類と、分枝のない少糖類および若干のグルコースとに分解する。消化の仕上げとして、小腸ではスクラーゼ、マルターゼ、ラクターゼ、トレハラーゼ、イソマルターゼまたは1,6-グルコシターゼなどの小腸分泌液がスクロース、マルトース、ラクトース、トレハロース、1,6-グルコシドを分解し、終末産物としてグルコース、フルクトース、ガラクトースなどの単糖類を生み出す。 (2)脂質の消化  脂質に対して、口腔内では舌リパーゼが、胃では胃リパーゼがトリアシルグリセロールを加水分解し、遊離脂肪酸と1,2-ジアシルグリセロールを主に生成する。また、胆汁は脂肪に働きかけ、乳化、酸の中和を起こし、コレステロール分泌の重要な担体にもなる。膵分泌液中のリパーゼ、コレステ
  • エネルギー アミノ酸 コレステロール 細胞
  • 550 販売中 2009/04/14
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  • 新解剖 生理学
  • 体温の調節について述べよ。  蛇やトカゲに代表される爬虫類は、環境の変化と共に身体の温度が変わっていく外温動物あるいは変温動物と呼ばれ、外(変)温動物を冷血動物と呼ぶ一方、私達人間は、下界の温熱環境の変化に関らずほぼ一定の温度を維持する機構をもつ内温動物を混血動物、温度を維持する機構を持つ温血動物、あるいは恒温動物と呼ばれている。 具体的に述べると、体内には約10万kmにも及ぶ血管がはり巡らされている。この中を流れている血液を介する熱移動で、深部体温は正常な場合「37℃~38℃」になるように調節されている。 体内での産熱、熱移動、環境への放熱の概要と産熱と放熱のバランスを絶えず維持する体温調節機構、体温コントロールがどのような仕組みで成されるかを述べる。  ⑴体温の産出と放熱 一定の体温を保つためには、作り出された熱が均衡である必要がある。  ①熱の産出 人間の作り出す熱は、代謝の盛んな臓器によって多く産出される。骨格筋59%、呼吸筋9%、肝臓22%、心臓4%、その他2%で、安静時に1kgあたり1時間に約1kcalの熱を産出すると言われている。  この熱源は食事などを摂取することによって得られ、その栄養分(糖・淡白質・脂肪)が代謝されてエネルギーが発生することによる。エネルギーは、体を働かせるための機械的・電気的・化学的エネルギーに30%程使われるが、残りは熱として放出される。  骨格筋は熱をもっと多く産出し、骨格筋からの熱は筋肉運動をすることにより著明に増加する。激しい運動や重労働の時には、安静時の約10倍以上の熱を産出する。  さらに、寒さでふるえがきたときや、筋肉が緊張した時にも熱を産出する。この「ふるえ」は骨格筋の不随意運動が起きたためで、これによって熱産出が増加する。また、栄養分は腸で吸収されて、門脈を介して肝臓に運ばれ、化学的代謝によって分解されるが、この過程でも熱産出が起こる。甲状腺ホルモン、女性ホルモン(プロゲステン)、アドレナリンなども代謝を亢進して熱の産出を促す作用がある。  ②熱の放散 熱の放射は外界の温度と身に纏っている着衣により左右される。体温よりも外界の温度が低い場合には、熱の放射や伝導・対流が起きて熱が逃げていく。また熱の蒸散による熱放出もある。  ⒜熱の放射;体の表面からの赤外線の放射により熱が放出される。  ⒝熱の伝導;直接触れたものを介して熱が出ていく。  ⒞熱の対流;体表面で暖まった空気は上昇していき、対流が生じる。  皮膚や粘膜からは常に水分が蒸発しており、これを不感蒸散という。皮膚からは、毎日600~700ml、肺からは150~450ml位の水分が出ている。また温度が上昇してくると、汗腺からの発汗が著明になってくる。  ⑵体温の調節  前述したように、私達人間は、外界の温熱環境の変化に関らず常にほぼ一定の体温を維持する機構を持つ動物、「恒温動物」である。 「恒温動物」が、多様な行動に伴う産熱と複数の経路を持つ放熱を絶えずバランスをさせるためには、巧妙なコントロール機構が必要であり、それを体温調節機構と呼ぶ。  体温調節機構、体温のコントロールのメカニズムに入る前に、私達は身体の温度をどう保つのかを考える。  ①温度受容系;視床下部、中脳、延髄、脊髄、皮膚に温度受容器が存在する。視床下部、特に視束前野・前視床下部は、最も強力な深部体温の温度受容器である。  これに対して、中脳・延髄は体位の温度受容組織からの温度情報を修飾し、視束前野・前視床下部への中継をする機能を持つ。  脊髄は、視束前野・前視床下部に次ぐ
  • 体温の調節 東京福祉大 テスト
  • 550 販売中 2008/01/08
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  • 生理学(設題1)
  • 『生命を維持するための機能である循環・呼吸・消化・排泄について、それらを調節する内分泌系や自律神経の機能について述べよ。』 私たちの生命を維持するための基本的な機能は、循環、呼吸、消化、排泄である。食物を取り入れて消化吸収し、体の構成分(細胞や細胞間質)や体に必要な物質(酸素、ホルモンなど)をつくり出している。 この活動は、体を構成している一つひとつの細胞で行われる生命活動であり、物質代謝という。 代謝によって細胞内で作られた物質のうち、体に必要な成分は使われ、不必要な成分は尿、便、また呼気から、体の外に捨てられる。こうした生命活動を、体全体としてまとまりよく行えるように、体にはいくつもの機能的な単位(系)がある。それぞれの系には、その機能を果たすための器官(臓器)があり、その構造と機能は常に連携している。それぞれの機能について、次のとおり述べることとする。 循環  体のすべての細胞は、その活動のために酸素や栄養分を必要とし、また、二酸化炭素や老廃物を除去する必要があるため、これを血液の形で細胞とやり取りする必要がある。 心臓は、血液の循環をする。血液は、心室のポンプ作用で動脈に送り出
  • 組織 生命 運動 呼吸 神経 細胞 役割 心臓 ホルモン 二酸化炭素
  • 990 販売中 2008/09/16
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  • 生理学(設題2)
  • 『物理化学的および心理的ストレス誘発因子による心身の機能変化と、それらへの対処について述べよ。』 わが国は、産業構造の変化、高齢化の進展など労働者を取り巻く環境が変化する中で、仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスを感じている労働者の割合が6割を超えている状況である。また、メンタルヘルスの問題が大きな社会的関心を集めている。 以下に、身体的・心理的ストレスの発現機序とその対処法について述べることとする。 1 ストレス誘発因子について ストレス誘発因子になり得る刺激には、有形無形のありとあらゆるものがある。この刺激に対する人身の反応が複雑になると、労働者の悩み・不安などを生じるため、ストレスの原因となる。 (1)物理化学的なストレス誘発因子 物理化学的環境では、温度、湿度、圧力、振動、音、光、放射線、各種有害物質・ガスなどの外的環境要因がある。 (2)生物化学的なストレス誘発因子 生物化学的環境では、食事、睡眠、感染、出血、外傷、疲労などの内的要因がある。 (3)社会・心理的要素のストレス誘発因子 個人が社会の一員としてそれぞれの役割を果たす過程で発生するものとして、人間関係、人
  • 990 販売中 2008/09/16
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