連関資料 :: 障害児へのムーブメント教育の活用について

資料:3件

  • 障害へのムーブメント教育活用について述べよ
  • 「障害児へのムーブメント教育の活用について述べよ。」 障害のある子供にムーブメント教育をする際、その子供がどの程度の障害があるのかを把握し、程度に応じた方法で行う必要がある。指導者は障害の程度に応じ、到達点を設定して行う必要がある。発達レベルを「乳幼児期レベル」、「2~4歳レベル」、「5~6歳レベル」に分けて、障害のある子供に対するムーブメント教育についてまとめる。 「乳幼児期レベル」 乳幼児期レベルの子供は重度の障害があり、順調に発達して行く為には、基礎にあたる身体意識を習得している必要がある。自分の身体についての知識を習得させる必要があるのだ。身体を知ることは、機能をはじめ、全体的な発達を促進させることに繋がるので重要なことである。この時期に習得させるべきポイントが幾つかある。それぞれの目的に合わせたムーブメント教育についてまとめる。 1)基礎的な身体意識を育てる まずは基礎の部分なので多くの刺激を与える、刺激を与え易い環境を作るのが良いであろう。動かすと音が鳴るもの、液体、粉状のもの等様々な物に触れる機会を作ること。また、傾斜・トンネル等を作って転がる・くぐる等の動作を促す声掛けを行う。遊びながら行える環境を用意する事が大事である。 2)首の力を強くする 子供の目の前で好きな物、又は光る物を揺らしながら名前を呼ぶ等して注意を引き、頭を上げさせる。その際、腹ばいの状態で行うと、より首が鍛えられて良い。首がすわると視野も広がり、座位の安定にも繋がって来る。 3)寝返りをする 寝返りとは、子供にとって最初の自力での移動である。これは身体のゆさぶり感覚、触感覚が経験出来、動作が初めて形となって表れ、達成感を得る事であり、その後の運動に大きな影響を及ぼす事であろう。これを促すには、布団の上に子供を仰向けに寝かせ、徐々に引っ張り上げ、腹ばいになる運動を助長するのである。仰向けから腹ばいになる動作が出来たら、逆の運動、又は繰り返し動作が出来るように促したら良いだろう。 4)安定した座位を維持する 安定した座位とは、本人、又は他人の支え無しに座位が確保出来る事であり、その姿勢のままである程度の動作が出来る状態を指す。ムーブメント活動として、子供を水平に抱え、高くしたり、低くしたり、斜めにしたりしてバランス感覚を養って行く。又は、足を伸ばした状態で座らせて、前後左右から押す等の刺激を与えて、バランスを崩させて状態の確保・立て直しをさせる事を狙ったものである。 「2~4歳レベル」 人間の発達の中で、3歳という時期は重要な区切りとなっている。この頃までに歩く、走る、投げる、飛ぶ等の運動がある程度可能になり、視覚も著しく発達しているのである。より高い発達に進む為には、これらの基礎能力が身に付いている必要がある。その点を踏まえて、ムーブメント教育を進めて行く必要がある。幾つかポイントに分けてまとめる。 a)身体意識を育てる 2~4歳レベルの中・軽度障害がある児童に対してムーブメント教育を行う場合、ただ運動するだけでなく、想像性を掻き立てるような工夫をするとより一層の効果が得られる事が多い。ロボットの様にぎこちなく歩く、ヘリコプターの気分になって手を広げて走る、犬の様に四つ這いなる、カニになって横歩きをする等、指導者がお手本を見せる等して上手に促していったら良いであろう。 b)目と手の協応 ボール遊び、輪投げ、お手玉等、視覚を重要視する運動が幾つかある。目で動くもの・場所を正確に捉えて、それに合わせて手を動かす為、目と手の協応動作が必要なのである。これは運動以外でも、
  • ムーブメント 障害児 時期
  • 550 販売中 2008/04/14
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