臨床栄養学実験b
第4回 血糖値・血清タンパク質測定
2009/10/30
*目的*
血清を用いて血糖値定量、血清タンパク質測定、血清アルブミン測定を行う。また、計算式によりA/G比を求める。それぞれの操作法を習得するとともに、測定値から被験者の糖、タンパク質代謝状態を調べる。
*方法*
①血糖値定量(オルトトルイジン法)
1.被検血清または標準液を各々0.05mlずつ各試験官にとり、これに呈色試薬5.0mlを入れ混和する。
2.沸騰湯浴中に正確に8分間つけた後、流水中で3分間冷却する。
3.呈色試薬を盲検として、30分以内に吸光度を求める。波長は640nmとする。
②血糖値定量(グルコースCⅡ-テストワコー)
1.試験管にそれぞれ以下の表のように試料と発色試液を入れ、よく混合し37℃で5分間加温する。なお、基準液は200mg/dlのものを用いる。
検体(S)
標準(Std)
試薬盲検(Bl)
試料
血清0.02ml
基準液0.02ml
―
発色試液
3.0ml
3.0ml
3.0ml
2.試薬盲検を対照として検体および標準の吸光...