1.単元 NEW HORIZON1,Lesson6
<対話文、日常会話、文化、国際理解>
2.単元の目標
(1)How manyを使って数を尋ねる疑問文を理解し、運用することができる。
(2)誰のものか所有を尋ねる疑問詞whoseを用いた疑問文を理解し、それに応答することができる。
(3)場所を尋ねる疑問詞whereを用いた疑問文を理解し、それに応答することができる。
(4) (1)(2)(3)を用いて、身近なことを表\現することができる。
......4.本時の指導
(1) 目標
・ 疑問詞whereの用法を理解し、運用することができる。
・ 異文化理解…日本と英語圏の文化の違いを理解する。
・ 言語材料[文型・文法]Do you…? Yes, I do. /No, I don’t.
Where do you…?
[音声]rhythm: Where do you buy tofu?
word -stress: often/dinner/where/supermarket
sentence -stress and intonation: Where do you buy tofu?
[語彙]food/well/often/eat/dinner/where/buy/supermarket
(2) 準備・資料
教師…テープレコーダー、PC、FC、辞書
(3) 関連 Do you like…? (Lesson4 Part2)
How about you? (Lesson5 Part2)
(4) 指導過程
....
1, はじめに
今回は、Virginia WoolfやJames Joyceなどが使い手として代表的な「意識の流れ」と呼ばれる手法に前々から興味があったので、翻訳というキーワードと合わせて検索した結果、Naomi Matsuoka氏の"Japanese-English Translation and the Stream of Consciousness"に取材することとなった。ここでは「視点交換が頻繁になされる(さまよう語り)日本文学を、意識の流れの手法を用いて翻訳すれば原文の雰囲気が壊れないのではないか」という作者の提案に対する所見を、Woolfの"To the Lighthouse"、樋口一葉『大つごもり』を見ながら述べようと思う。
2, "Japanese-English Translation and the Stream of Consciousness" Woolf・一葉部分概要
日本の小説では著者・語り手・登場人物の視点が一体化したりまた離れたりするが、英米小説にはこれはない。しかしまったく異質なものというわけではなく、このさまよう語りはVirginia WoolfやJames Joyceなど「意識の流れ」と呼ばれる手法の使い手に見られる。わたしはこの「意識の流れ」を、日本小説を英語に訳す際用いれば、原文の雰囲気を損なわず翻訳をすることができるのではないかと思う。樋口一葉の『大つごもり』をまず引用しながら分析してみようと思う。
まず『大つごもり』だが、主人公であるお峯の人物像は、彼女の内的独白や、彼女に向けられた言葉や、彼女の知らないところでなされた彼女についての発言といった細部から形成される。これはWoolfの"To the Lighthouse"において、主人公であるMrs.Ramsayの人物像が彼女の思考と内的独白、それに周囲の人々による観察によって表現されることと一致している。加えて一葉の語りの重要な特徴と言えば、独白と台詞がスムーズに繋がっており、また切れ目なく次々とくり出されることがあげられるが、この特徴はWoolfのそれでもある。また最も重要な両者の類似点は、誰かの発言が会話を導かず、登場人物の思考や語り手を呼ぶことだ。