日本語アクセントの特徴とその具体例

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    日本語アクセントは高低の区別を持つ高低アクセントである。中でも東京アクセントでは、二拍以上の一単語では一拍目と二拍目の高低関係は必ず異なること、一度低くなった後に再び高くならないこと、一単語の最終拍が高いと、それに続く助詞は高くなる場合と低くなる場合があることが特徴として挙げられる。またこれらをさらにまとめると、アクセント型には下がり目のあるものとないものがあること、一語、あるいは一文節内の下がり目が判断できれば、その語、あるいはその文節内の他の拍の高低関係が決定づけられること、n拍語のアクセント型の数はn+1だけあることが分かる。

     アクセント型は下がり目の発生する箇所の直前(アクセントの核)を持つ起伏式とこれを持たない平板式の大きく二種類に分けられ、さらに起伏式はアクセントの核を語の一拍目に持つ頭高型、中間に持つ中間型、最後に持つ尾高型に細分することができる。英語やドイツ語・スペイン語が語の強弱による強弱アクセントであるため、平板式アクセントは日本語アクセントの大きな特徴と言えよう。

     これらのことをまとめた上で日本語のアクセントを語の単位で考えた際に、近年さまざまな語にアクセ...

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