ナイロンの生成(実験Ⅰ)
銅アンモニアレーヨンの生成(実験Ⅱ)
実験Ⅰ ナイロンの生成
1.目的
本実験の目的は 1,6-ヘキサジアミンと塩化テレフタロイルを反応させることにより、ナイ
ロンを合成することである。反応式に関しては以下の通りである。
nCl C
O
C Cl
O
NH
2 (CH
2)
6 nH
2N (CH
2)
6 C
O
C
O
N
H
n
N
H
+ + 2nHCl
塩化テレフタロイル
1,6-ヘキサンジアミン
2.使用した試薬・器具
1,2-ジクロロエタン、塩化テレフタロイル、1,6-ヘキサンジアミン、炭酸ナトリウム、三
角フラスコ(10 ml)、反応用試験管、ピンセット、ろ紙、試験管、メスシリンダー(20 ml)
3.実験と結果
塩化テレフタロイル 0.1 g を反応用試験管に入れ、1,2-ジクロロエタン 4 ml を加えて溶解
させた。また、1,6-ヘキサンジアミンを三角フラスコ(10 ml)に入れ、水 4 ml を入れて溶
解させ、炭酸ナトリウム 0.1 g を加えてアルカリ性にした。次に、反応用試験管の塩化テレ
フタロイル溶液の上へ、1,