私たちが訪問介護員として働くときに、守るべきものとして「介護の基本原則」が定められている。
まず、利用者の病状や特性を理解し、一人一人が持っている生活習慣や文化にあわせ、価値観を尊重し、全てを手助けするのではなく、安全性の確保に留意しながら残存機能を生かし、利用者の生活における自立性が拡大するようにしなければならない。訪問介護員が全てのことを介助するのは簡単なことである。しかし、利用者の生活行為を利用者自ら選択できるようにしながら自立への支援をしていくべきなのである。
また、自立度を高めるために必要な福祉用具を活用することも視野に入れて介護していかなければならない。
さらに、障害を持ち...