社会福祉援助技術各論Ⅱ①L5004

閲覧数1,970
ダウンロード数16
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     「事例調査の特質を明らかにし、統計調査との相違について述べよ。」
    Ⅰ はじめに
     社会福祉調査とは、社会福祉やそれに関連する事象を社会調査の方法を用いて実証的に明らかにするものである。収集するデータの性質から分類すると、数量的に表された量的データとして収集する統計調査と数量的に表せない質的データを収集する事例調査がある。
    Ⅱ 事例調査(質的調査)と統計調査(量的調査)
     統計調査の代表はアンケート調査である。この種の調査では、一定の統計的集団について、男女の割合や平均年齢や平均収入、ある意見に賛成する者や反対する者の割合など、人間の属性や意識・行動の断面を把握することが多い。しかし、人間の行動というものはもっと複雑なもので、統計調査は社会生活の全体関連性をとらえていないという課題が生じる。そこでいろいろな要素を絡めて浮かび上がる生活の全体像を理解しようとする場合は、事例調査を用いる。
    Ⅲ 事例調査(質的調査)
    事例調査とは
    事例調査は、対象を個別的かつ子細に把握することを目指した調査技法である。対象の個別的な相違点にこそ注目するものであり、事例の質を詳細に把握し基本的に集団ではなく個...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。