通信教育部のレポートです。参考にしてください。
はじめに、子どもの形態的発育と機能的発達の特徴について述べる。まず、形態的な発育は2つの発育急進期がある。形態的発育は正確に理解しておく必要があり、その理由は、常に機能の発達を伴っていることが経験的、実証的にも明らかになっているからである。発育の指標となるそれぞれの形態についてまとめると、身長は人種、社会的、文化的な比較において重要な基準となり、生理的発育年齢の指標として用いられる。身長は骨格の発育を表し、各種の指数の基準に用いられる。体重は、身長と同じように発育の指標として重要である。特に全身の重量として、骨格・筋肉・内臓・血液・水分などのあらゆる成長の発育の量を表し、発育状態、栄養状態などの総合的な健康の評価として用いられる。胸囲は、身体の幅厚育の代表的な指標として重要なものである。運動による影響が胸囲にもっとも表れやすいので、運動能力との関係を調べるときに欠くことができない計測値である。
一般に学校保健管理で行われる健康診断の処理とその結果の利用となると、身長が伸びた、体重が増えたなど量的なものは示してくれるが、質的なものは明らかにならない。子どもらしい体つき、男らしさ女らしさ...